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聖書を読もう!

聖木曜日(主の晩さん)

哀歌 2.10~22

2章

10 おとめシオンの長老は皆、地に座して黙し
頭に灰をかぶり、粗布を身にまとう。エルサレムのおとめらは、頭を地につけている。

11 わたしの目は涙にかすみ、胸は裂ける。わたしの民の娘が打ち砕かれたので
わたしのはらわたは溶けて地に流れる。幼子も乳飲み子も町の広場で衰えてゆく。

12 幼子は母に言う
パンはどこ、ぶどう酒はどこ、と。都の広場で傷つき、衰えて
母のふところに抱かれ、息絶えてゆく。

13 おとめエルサレムよ
あなたを何にたとえ、何の証しとしよう。おとめシオンよ
あなたを何になぞらえて慰めよう。海のように深い痛手を負ったあなたを
誰が癒せよう。

14 預言者はあなたに託宣を与えたが
むなしい、偽りの言葉ばかりであった。あなたを立ち直らせるには
一度、罪をあばくべきなのに
むなしく、迷わすことを
あなたに向かって告げるばかりであった。

15 道行く人はだれもかれも
手をたたいてあなたを嘲る。おとめエルサレムよ、あなたに向かって
口笛を吹き、頭を振ってはやしたてる
「麗しさの極み、全地の喜びと
たたえられた都がこれか」と。

16 敵は皆、あなたに向かって大口を開け
歯をむき、口笛を吹き、そして言う
「滅ぼし尽くしたぞ。ああ、これこそ待ちに待った日だ。たしかに見届けた」と。

17 主は計画したことを実現し
約束したことを果たされる方。昔、命じておかれたところのゆえに
あなたを破壊し、容赦されなかった。敵はそのあなたを見て喜び
あなたを苦しめる者らは角を上げる。

18 おとめシオンの城壁よ
主に向かって心から叫べ。昼も夜も、川のように涙を流せ。休むことなくその瞳から涙を流せ。

19 立て、宵の初めに。夜を徹して嘆きの声をあげるために。主の御前に出て
水のようにあなたの心を注ぎ出せ。両手を上げて命乞いをせよ
あなたの幼子らのために。彼らはどの街角でも飢えに衰えてゆく。

20 主よ、目を留めてよく見てください。これほど懲らしめられた者がありましょうか。女がその胎の実を
育てた子を食い物にしているのです。祭司や預言者が
主の聖所で殺されているのです。

21 街では老人も子供も地に倒れ伏し
おとめも若者も剣にかかって死にました。あなたは、ついに怒り
殺し、屠って容赦されませんでした。

22 祭りの日のように声をあげて脅かす者らを呼び
わたしを包囲させられました。主が怒りを発したこの日に
逃げのびた者も生き残った者もなく
わたしが養い育てた子らは
ことごとく敵に滅ぼされてしまいました。

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