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聖書を読もう!

年間 第29水曜日

ハバクク書 1.1~2.4

1章

1 預言者ハバククが、幻で示された託宣。

2 主よ、わたしが助けを求めて叫んでいるのに
いつまで、あなたは聞いてくださらないのか。わたしが、あなたに「不法」と訴えているのに
あなたは助けてくださらない。

3 どうして、あなたはわたしに災いを見させ
労苦に目を留めさせられるのか。暴虐と不法がわたしの前にあり
争いが起こり、いさかいが持ち上がっている。

4 律法は無力となり
正義はいつまでも示されない。神に逆らう者が正しい人を取り囲む。たとえ、正義が示されても曲げられてしまう。

5 諸国を見渡し、目を留め
大いに驚くがよい。お前たちの時代に一つのことが行われる。それを告げられても、お前たちは信じまい。

6 見よ、わたしはカルデア人を起こす。それは冷酷で剽悍な国民。地上の広い領域に軍を進め
自分のものでない領土を占領する。

7 彼らは恐ろしく、すさまじい。彼らから、裁きと支配が出る。

8 彼らの馬は豹よりも速く
夕暮れの狼よりも素早く
その騎兵は跳びはねる。騎兵は遠くから来て
獲物に襲いかかる鷲のように飛ぶ。

9 彼らは来て、皆、暴虐を行う。どの顔も前方に向き
砂を集めるようにとりこを集める。

10 彼らは王たちを嘲り
支配者たちを嘲笑う。どんな砦をも嘲笑って
土を積み上げ、それを攻め取る。

11 彼らは風のように来て、過ぎ去る。しかし、彼らは罪に定められる。自分の力を神としたからだ。

12 主よ、あなたは永遠の昔から
わが神、わが聖なる方ではありませんか。我々は死ぬことはありません。主よ、あなたは我々を裁くために
彼らを備えられた。岩なる神よ、あなたは我々を懲らしめるため
彼らを立てられた。

13 あなたの目は悪を見るにはあまりに清い。人の労苦に目を留めながら
捨てて置かれることはない。それなのになぜ、欺く者に目を留めながら
黙っておられるのですか
神に逆らう者が、自分より正しい者を
呑み込んでいるのに。

14 あなたは人間を海の魚のように
治める者もない、這うもののようにされました。

15 彼らはすべての人を鉤にかけて釣り上げ
網に入れて引き寄せ、投網を打って集める。こうして、彼らは喜び躍っています。

16 それゆえ、彼らはその網にいけにえをささげ
投網に向かって香をたいています。これを使って、彼らは豊かな分け前を得
食物に潤うからです。

17 だからといって、彼らは絶えず容赦なく
諸国民を殺すために
剣を抜いてもよいのでしょうか。

2章

1 わたしは歩哨の部署につき
砦の上に立って見張り
神がわたしに何を語り
わたしの訴えに何と答えられるかを見よう。

2 主はわたしに答えて、言われた。「幻を書き記せ。走りながらでも読めるように
板の上にはっきりと記せ。

3 定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。それは終わりの時に向かって急ぐ。人を欺くことはない。たとえ、遅くなっても、待っておれ。それは必ず来る、遅れることはない。

4 見よ、高慢な者を。彼の心は正しくありえない。しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」

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