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聖書を読もう!

四旬節 第4火曜日

ヘブライ人への手紙 8.1~13

8章

1 今述べていることの要点は、わたしたちにはこのような大祭司が与えられていて、天におられる大いなる方の玉座の右の座に着き、

2 人間ではなく主がお建てになった聖所また真の幕屋で、仕えておられるということです。

3 すべて大祭司は、供え物といけにえとを献げるために、任命されています。それで、この方も、何か献げる物を持っておられなければなりません。

4 もし、地上におられるのだとすれば、律法に従って供え物を献げる祭司たちが現にいる以上、この方は決して祭司ではありえなかったでしょう。

5 この祭司たちは、天にあるものの写しであり影であるものに仕えており、そのことは、モーセが幕屋を建てようとしたときに、お告げを受けたとおりです。神は、「見よ、山で示された型どおりに、すべてのものを作れ」と言われたのです。

6 しかし、今、わたしたちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです。

7 もし、あの最初の契約が欠けたところのないものであったなら、第二の契約の余地はなかったでしょう。

8 事実、神はイスラエルの人々を非難して次のように言われています。「『見よ、わたしがイスラエルの家、またユダの家と、
新しい契約を結ぶ時が来る』と、
主は言われる。

9 『それは、わたしが彼らの先祖の手を取って、
エジプトの地から導き出した日に、
彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らはわたしの契約に忠実でなかったので、
わたしも彼らを顧みなかった』と、
主は言われる。

10 『それらの日の後、わたしが
イスラエルの家と結ぶ契約はこれである』と、
主は言われる。『すなわち、わたしの律法を彼らの思いに置き、
彼らの心にそれを書きつけよう。わたしは彼らの神となり、
彼らはわたしの民となる。

11 彼らはそれぞれ自分の同胞に、
それぞれ自分の兄弟に、
「主を知れ」と言って教える必要はなくなる。小さな者から大きな者に至るまで
彼らはすべて、わたしを知るようになり、

12 わたしは、彼らの不義を赦し、
もはや彼らの罪を思い出しはしないからである。』」

13 神は「新しいもの」と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます。

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