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イエスの福音にたたずむ

『イエスの福音にたたずむ』表紙

  • 著者:井上洋治
  • 定価:本体2,400円+税
  • 四六判 上製 224ページ
  • ISBN978-4-8184-0678-0  C0016
  • 発行:日本キリスト教団出版局

著者は、1986年から、「風の家運動」を始め、日本人に「イエスは神さまだ」という福音をどのように伝えていったらよいかを、研究してこられた人として、大変有名な司祭です。
 その著者が、機関誌「風(プネウマ」に連載したものを、加筆修正してこのたび出版されたものが本書です。

福音書に現れたイエスの姿を、そのご生涯を追いながら4部に分けて、黙想しています。

著者のイエス時代の社会背景についての深い知識を交えながら、取り上げた各福音書の記事が、私たちになにを語っているのか、またそれをどのようにとらえたらよいのかを、語っています。
 読んでいると、取り上げられた福音を、イエスご自身が語ってくださっているような気持ちがしました。
 読者の皆様も、イエスの足もとに座りながら、聞いている気分で、お読みになることができるでしょう。分かりやすく書かれています。

イエスさまのお言葉は、そのお言葉が語られた状況にもどしてみて、はじめて本当の意味がつかめるのです。
(本文 98ページ)



私は最近『新約聖書』というものは、アッバなる父のまなざしを映しておられる、母のようなイエスさまのまなざし、この「イエスさまの赦しのまなざしによる人々の目覚めの物語」であると思うようになりました。
(本文 167ページ)

イエスが御父をアッバと呼んで、まったき信頼を寄せて祈られていたように、著者も、「アッバ」と叫んで、その信頼に生きるように、読者に勧めています。
 その祈る姿勢を、著者は「南無アッバ」と言い、聖霊を「御神風さま(おみかぜさま)」と呼んでいます。

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