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20世紀の聖者

『20世紀の聖者』表紙

  • 著者:アンジェリーナ・ヴォルペ
  • 定価:本体1,500円+税
  • A5判 並製  174ページ
  • ISBN978-4-88626-501-2  C0016
  • 発行:ドン・ボスコ社

激動の20世紀「霊によって」生きた人がいた・・・と本書の本の扉に書かれています。
 本書を読んで感じたことは、まさに上記の言葉でした。

皆さんは、マドレーヌ・デルブレル、ジョルジョ・ラ・ピーラ、アルチーデ・デ・ガスペリという3人をご存じでしょうか。たぶん、はじめて聞いた名前です、とおっしゃる人が多いのではないかと思います。今回、日本ではまだ無名に近い、この3人の方が知られることは、非常に意義あることです。

著者であるヴォルペさんは、現在、名古屋の南山大学の総合政策部で活躍している準教授です。
 本書は、彼女の論文として書かれたものを1冊にまとめたものですが、難しい論文ではなく、日本の大勢の人に、これらの人を紹介したいという心がくみ取れるものになっています。

フランスの社会運動家であるマドレーヌ・デルブレル。
 フィレンツェ市長であり、同時に世界平和のためにその生命を削ったジョルジョ・ラ・ピーラ。
 ムッソリーニのファシズムに反対し、茨の道を歩み、投獄され、後にイタリアの首相となったアルチーデ・デ・ガスペリ。

この3人の聖者は、対立する人々、思想、国々がキリストのもとに1つに集められるように、それぞれの立場で働いた人々と言えるでしょう。そして、この3人は、現在、教皇庁で列福の審査がなされています。彼らの生涯を知れば知るほど、現代に生きるキリスト者の生き方が示唆されているように思います。

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