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私の薦めるこの一冊

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司祭職

『司祭職』表紙

  • 著者:教皇ベネディクト16世
  • 訳、編者:カトリック中央協議会 司教協議会秘書室研究企画
  • 定価:本体1,000円+税
  • 四六判 並製  144ページ
  • ISBN978-4-87750-157-0  C0016
  • 発行:カトリック中央協議会


教皇ベネディクト16世は、すべての司祭が心の刷新への努力を深めることを目的に、アルスの聖なる主任司祭ヨハネ・マリア・ビアンネの没後150周年にあたる、2009年6月19日~2010年6月11日までを、「司祭年」と宣言なさいました。

 「司祭年」は、私たちの記憶にも新しいことなので、各教区で行われたいろいろな行事のことなどを思い出される読者の方も多いのではないかと思います。

 本書には、教皇による司祭年開催を知らせる手紙、司祭年の開幕の講話、司祭職に関する3つの連続講話、司祭の模範として、イタリアの3人の司祭--聖レオナルド・ムリアルド、聖ジュゼッペ・コットレンゴ、聖ジュゼッペ・カファッソについての講話、司祭年閉年前晩の司祭との対話、司祭年閉年ミサの説教、神学生への手紙が収められています。

 司祭職に関する連続講話では、①教える任務、②聖化する任務、③統治する任務が取り扱われています。また、司祭との対話は、各大陸から選ばれた1人の司祭が1つの質問を教皇にし、教皇がそれに答えるという形式を取っています。アジア大陸からの司祭は、日本人司祭で、山下敦神父が、「他の人びとの日常生活とかけ離れた、単なる礼拝生活に陥ることなしに、どのように聖体を中心にいきることができるか」と質問しています。

 本書は、司祭はもちろん、召命を考えている青年、神学生、すべての信者に読んでいただきたいものです。


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