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教会カレンダー

聖パウロの回心

第1朗読 使徒言行録 22章3~16節

または、使徒言行録 9章1~22節

福音朗読 マルコによる福音書 16章15~18節

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 パウロは、タルソ(現在のトルコ南東)でベニヤミン族のイスラエル人として生まれた。本名をサウロといい、若いころは有名な律法学者ガマリエルの弟子となった。(使徒言行録 22参照)

 彼は熱心なユダヤ教徒であり、それに反するキリスト教を徹底的に排除しようとした。聖ステファノの死刑にも賛同し、エルサレムの教会を荒し、キリスト教徒を迫害した。(使徒言行録7章参照)。しかしキリスト信者たちを逮捕するためにシリアのダマスコへ向かう途上で、突然光を受け、「なぜ、わたしを迫害するのか」というキリストの声を聞き、地面に投げ出された。そのときにパウロは一時的に盲目となり、自らの闇と出会い、回心した。「主よどうすることをお望みですか」と尋ね、キリストに従い、その望みを完全に果たしていくということを悟った。そして自分が出会ったキリストの体験と神の愛を語るためにその宣教に生涯をささげた。

 パウロの3回にわたる宣教旅行は有名である。彼は、キリスト教をユダヤ人以外の人々に広めた使徒として、「異邦人の使徒」とも呼ばれ、聖ペトロと並び使徒である。彼が残した書簡は、新約聖書に14あり、キリストの愛と教えが、体験をもって語られている。

 パウロの回心については、使徒言行録22.6-16、9.1-19、26.12-18を参照。また聖人カレンダー「使徒聖パウロ(6月29日)」参照。

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第1朗読 使徒言行録 22章3~16節

「わたしは、キリキア州のタルソスで生まれたユダヤ人です。
そして、この都で育ち、ガマリエルのもとで先祖の律法について厳しい教育を受け、
今日の皆さんと同じように、熱心に神に仕えていました。
わたしはこの道を迫害し、男女を問わず縛り上げて獄に投じ、殺すことさえしたのです。

このことについては、大祭司も長老会全体も、わたしのために証言してくれます。
実は、この人たちからダマスコにいる同志にあてた手紙までもらい、
その地にいる者たちを縛り上げ、
エルサレムへ連行して処罰するために出かけて行ったのです。」

「旅を続けてダマスコに近づいたときのこと、真昼ごろ、
突然、天から強い光がわたしの周りを照らしました。
わたしは地面に倒れ、
『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか』と言う声を聞いたのです。

『主よ、あなたはどなたですか』と尋ねると、
『わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスである』と答えがありました。
一緒にいた人々は、その光は見たのですが、
わたしに話しかけた方の声は聞きませんでした。

『主よ、どうしたらよいでしょうか』と申しますと、
主は、『立ち上がってダマスコへ行け。
しなければならないことは、すべてそこで知らされる』と言われました。

わたしは、その光の輝きのために目が見えなくなっていましたので、
一緒にいた人たちに手を引かれて、ダマスコに入りました。

ダマスコにはアナニアという人がいました。
律法に従って生活する信仰深い人で、そこに住んでいるすべてのユダヤ人の中で評判の良い人でした。
この人がわたしのところに来て、そばに立ってこう言いました。
『兄弟サウル、元どおり見えるようになりなさい。』するとそのとき、わたしはその人が見えるようになったのです。

アナニアは言いました。
『わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。
それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。
あなたは、見聞きしたことについて、
すべての人に対してその方の証人となる者だからです。
今、何をためらっているのです。
立ち上がりなさい。
その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。』」

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第1朗読 使徒言行録 9章1~22節

さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、
殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、
ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。
それは、この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、
エルサレムに連行するためであった。

ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、
突然、天からの光が彼の周りを照らした。
サウロは地に倒れ、
「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。

「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。
「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
起きて町に入れ。
そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる。」

同行していた人たちは、声は聞こえても、だれの姿も見えないので、
ものも言えず立っていた。
サウロは地面から起き上がって、目を開けたが、何も見えなかった。
人々は彼の手を引いてダマスコに連れて行った。
サウロは三日間、目が見えず、食べも飲みもしなかった。

ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。
幻の中で主が、「アナニア」と呼びかけると、
アナニアは、「主よ、ここにおります」と言った。
すると、主は言われた。
「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、
ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。
今、彼は祈っている。
アナニアという人が入って来て自分の上に手を置き、
元どおり目が見えるようにしてくれるのを、幻で見たのだ。」

しかし、アナニアは答えた。
「主よ、わたしは、その人がエルサレムで、
あなたの聖なる者たちに対してどんな悪事を働いたか、大勢の人から聞きました。
ここでも、御名を呼び求める人をすべて捕らえるため、
祭司長たちから権限を受けています。」

すると、主は言われた。
「行け。あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。
わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう。」

そこで、アナニアは出かけて行ってユダの家に入り、サウロの上に手を置いて言った。
「兄弟サウル、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、
あなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」

すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。そこで、身を起こして洗礼を受け、
食事をして元気を取り戻した。

サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にいて、
すぐあちこちの会堂で、
「この人こそ神の子である」と、イエスのことを宣べ伝えた。
これを聞いた人々は皆、非常に驚いて言った。
「あれは、エルサレムでこの名を呼び求める者たちを滅ぼしていた男ではないか。
また、ここへやって来たのも、彼らを縛り上げ、祭司長たちのところへ連行するためではなかったか。」

しかし、サウロはますます力を得て、イエスがメシアであることを論証し、
ダマスコに住んでいるユダヤ人をうろたえさせた。

福音朗読 マルコによる福音書 16章15~18節<

それから、イエスは言われた。
「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。
信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。

信じる者には次のようなしるしが伴う。
彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。
手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」

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