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聖人カレンダー

12月19日 聖ウルバヌス5世教皇

在位1362年-1370年

 ウルバヌスは、1309年に、フランスのグリサに生まれ、ギョーム・ド・グリモールと名付けられた。モンペリエ、トゥールーズ、アヴィニョン、パリの大学で学び、とても優秀な学者となった。
 その後、ベネディクト会に入り、1352年にサン・ジェルマンの修道院長、1361年にマルセイユのサン・ヴィクトル修道院の院長に任命され、教皇の特使などを経て、教皇に選出され、ウルバヌス5世と名乗った。

 ウルバヌスは教皇庁の簡素化を行い、修道生活を重んじた。教皇庁の所在は、過去50年、政治的理由のためにローマからフランスのアヴィニョンに移されていたが、ウルバヌスのときに、皇帝カール4世らの協力を得て1367年にローマに戻すことが実現した。しかし3年後に、ローマの政治的混乱やフランス王、枢機卿の反対によって、ウルバヌスはアヴィニョンに帰らざるをえなくなり、4カ月後に失意のうちに亡くなった。

 ウルバヌスは、ヴィーン大学の創立を認可するなど、学問の発展に貢献した。



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