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第71回 教会の七つの秘跡


第2部 教会の七つの秘跡

今回から、いよいよ第2部に入ります。「いよいよ」と言うべきなのか、「やっと」と言うべきなのか、それは読んでくださっている皆様の感じ方によって違うのでしょうね。これまでは教会の諸秘跡のことについて、まとめてお話していましたが、これから、個々の秘跡についての勉強に入ります。

キリストによって制定された秘跡は7つあります。それは、洗礼、堅信、聖体、ゆるし、病者の塗油、叙階、結婚の7つです。これらの秘跡は、それぞれに関係なく存在しているものではなく、有機的なつながりをもっているものです。その中でも、聖体の秘跡は「秘跡中の秘跡」といわれており、他の秘跡は、この聖体の秘跡を目的とし、これに秩序づけられているものです。


第1章 キリスト教入信の秘跡


キリスト教の入信の秘跡と呼ばれるものには、3つの秘跡があります。洗礼、堅信、聖体の秘跡です。この3つの入信の秘跡が、私たちキリストを信じる者の生活全体の土台となっているものです。

私たちは、洗礼の秘跡によってキリストを信じて生きるものとなりました。キリスト者としての誕生です。このいのちは、堅信の秘跡によって強められます。さらに、私たちが感謝の祭儀に参加し、聖体の秘跡を受けることによって、永遠のいのちの糧であるキリストの御からだで養われて成長していくのです。こうして、私たちは入信の秘跡と呼ばれる3つの秘跡によって、神のいのちがますます豊かにされ、愛の完成へと歩んでいくのです。

次回は洗礼の秘跡についてお話いたしましょう。

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