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キリシタンゆかりの地をたずねて

長崎県 有家町

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有家セミナリヨ跡


有家セミナリヨ跡 キリシタン墓碑
有家セミナリヨ跡 キリシタン墓碑

セミナリヨは、巡察師アレッサンドロ・ヴァリニャーノ神父が、口之津の在日宣教師会議で、日本におけるキリスト教布教の手段として開設を提唱し、1580(天正8)年に日野江城の城下町有馬に設置されました。

 右近は秀吉から追放を命じられた後、この地でイグナチオの霊操による黙想を行いました。

 セミナリヨは、国内の政情不安とキリシタン弾圧のため、有馬・八良尾(はちらお)・加津佐・天草・再び八良尾・有馬と各地への移動を余儀なくされました。

 1595(文禄4)年に、八良尾から有家のこの地にセミナリヨが移され、銅版画印刷などもここで行われました。しかし、1597年には、長崎市のトードス・オス・サントスや他の地に分散され有家セミナリヨは幕を閉じました。

 この地では、キリシタン墓碑も数基出土しています。


  • 住所:〒859-2600 長崎県南島原市下町前田
  • アクセス:島原鉄道バス「有家庁舎前」下車 徒歩7分

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