homeキリシタンゆかりの地をたずねてゆかりの地一覧 > 糠山の殉教地

キリシタンゆかりの地をたずねて

米沢 山形県

ゆかりの地

物語

糠山の殉教地


糠山跡に残る「手箱石」の一部
糠山跡に残る「手箱石」の一部

糠山は現在は南原と呼ばれる地で、当時、上杉藩の武家屋敷がこの地にもありました。

 糠山の信徒は、男性は北山原で処刑されたため、糠山の飯田邸屋敷の庭で処刑されたのは、女性や子ども7人でした。飯田邸跡は、南原小学校に東側道路と常慶院に接する場所ではないかとされますが、明確ではありません。

キリシタン井戸跡
キリシタン井戸跡

この地には、地元の人たちの言い伝えによる「キリシタン井戸跡」が残っています。

 糠山の地名の語源となる糠山という山がありました。信徒たちは、この山の松林の中にあった大きな石(「手箱石」と呼ばれていた)を祭壇のかわりにして熱心に祈っていたと言われます。しかし、区画整備で、山は崩され平地となり、「手箱石」も壊されることとなりました。そのためこの「手箱石」の一部が、「キリシタン井戸跡」の近くに移転され残されています。


●関連記事:


▲ページのトップへ