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マルコで祈る

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胡蝶蘭



イエス…と同席していた (1)

マルコ2.15

   

イエスの使命は洗礼から始まるが、
そのときイエスは罪びとたちとともにいた。
そして罪びとたちに囲まれて、十字架の上でイエスの使命は終わる。
人々はイエスを「大食漢で大酒飲みだ」、「徴税人や罪びとの仲間だ」と言って非難した。

「同席する」 (原語は「横たわる」)という言葉は、
最後の晩餐のとき、
弟子たちと一緒に過ぎ越しを祝ったときの場面にも用いられていて (14.18)
感謝の祭儀 (ミサ、聖餐式、ユーカリスティア)を表す用語である。

宴会の場面は、神の国のイメージとしてしばしば用いられる。
一緒に食事するのは、親しさ、平和、喜びを表す行為だ。
家族のように親しいからこそ、一緒に食事をするのだ。
今、神と人とが—しかも罪びとだ—同じ食卓につく。

神と人間が一つの家族となる。



『思い起こし、物語れ』上 より


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