マルコで祈る
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すべてをありのままに話した
マルコ5.33
「ありのまま」と翻訳されている語は、
原典のギリシア語では「真実」である。
「この女にとっての」真実とは、不治の病気。
どうしようもなくみじめな思いをしていたこと、
イエスに希望をかけたこと、
イエスに触れたこと、
そしていやされたことである。
それをすべてイエスに話すときにだけ、
信仰が完成する。
信仰が欲しいものを手に入れるだけであれば、
いやされたときにさっさと行ってしまえば、
それですんだはすなのだ。
だがイエスはこの女を捜し出し、
いやされたことをイエスに話させる。
『思い起こし、物語れ』上 より