マルコで祈る
→ INDEX-6 （マルコ3.13～ ） → INDEX-5 （マルコ2.20～3.6）
→ INDEX-4 （マルコ1.4～20） → INDEX-3 （マルコ1.21～38）
→ INDEX-2 （マルコ1.40～2.9） → INDEX-1 （マルコ2.10～19 ）
お嬢さんは亡くなりました、もう、先生を煩わすにはおよばないでしょう
マルコ5.35
イエスが「娘よ、あなたの信仰があなたを救った」と言ったちょうどそのときに、
「あなたの娘が死んだ」という知らせが届く。
だからもう先生を煩わせるまでもない、というのである。
生きているあいだなら希望もある。
しかし死という壁を前にしては、
もはやどうしようもないではないか。
ところがイエスは、
ただ単に先生であるばかりではない（4.38参照）。
風と海をも支配する主、悪と病気をも支配する主である。
そして今、生命の主であることが余すところなく、明らかにされる。
死という、わたしたちの究極の限界が、
イエスとの満ち満ちた交わりに変わるのである。
『思い起こし、物語れ』上 より