マルコで祈る
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子どもは死んだのではない、眠っているのだ
マルコ5.39
これがキリスト者にとっての死である。
生命の終わりではなく、
神の中に晴れ晴れと休らうことだ。
そうして、新しい日の太陽が昇るときに、
ふたたび目覚める。
死は大げさに騒ぐほどのことではなくなり、
死のとげは抜かれてしまっている。
信仰はわたしたちを、不信という罪からいやす。
不信はわたしたちに神を無視させるので、
わたしたちは神のもとへと来ないし、
そこにもどることもしない。
だが、神のもとにもどるときにのみ、
わたしたちは安らかに生き、
そして死ぬことができる。
わたしたちはキリストと一緒に眠るのだと知っているからだ。
キリストはまず、わたしたちと同じ舟の中で眠ったが、
それはわたしたちがキリストと一緒に目覚めるためである。
『思い起こし、物語れ』上 より