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マルコで祈る

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大村 春の山



2人ずつ組にして

マルコ6.7


2人ずつなのは、互いに助け合うためであり、
彼らのあかしが信頼されるためである。

だが何よりも、自分たちが告げ知らせる愛を、
彼ら自身のあいだであかしし合うためなのである。
2人が一緒にいるのは、
もうひとりがそこにいるからこそである。
「2人または3人がわたしの名によって集まるところには、
わたしもまたその中にいるのである」(マタイ18.20)

そのうえ、2という数は複数の中で最も小さい数であり、
共同体の萌芽なのである。
福音宣教は、個人がかってに始めることではなく、
また個人的な職務でもない。
他の人から福音宣教を聞くのと同じく、
かならず他の人々と一緒におこなうものなのである。


『思い起こし、物語れ』上 より


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