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マルコで祈る

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百合とバラ



飼い主のいない羊のようなありさま

マルコ6.34


モーセは、散り散りになった民のために、こう祈る。

「主よ、すべての肉なるものに霊を与えられる神よ、
どうかこの共同体を指揮する人を任命し、
彼らを率いて出陣し、
彼らを率いて凱旋し、
進ませ、
また連れもどす者とし、
主の共同体を飼う者のいない羊の群れのようにしないでください」
(民数記27.16~17)。

イエスはみずから飼い主になろうとする。
しかし権力をほしいままにするためではなく、
羊のために自分の命を与え、
いけにえの小羊となるためである
(ヨハネ10.11)

神ご自身、
その民の羊飼いになろうと約束しておられる
(エゼキエル34.1以下)

羊飼いが打たれ、
彼に属する者がみな散り散りになるときにも、
けっして見捨てはしない。
死よりも強い愛をもってからなず先だって歩む、と約束しておられる。
今与えられようとしているパンはその保証である。
(14.27)


『思い起こし、物語れ』上 より


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