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マルコで祈る

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源平花桃



天からのしるしを求め

マルコ8.11


しるしとは、
それ自身とは異なる何かを指し示すものである。
わたしたちは神に、
何か自分を推薦するような具体的なおこないを示せと要求しがちである。
ファリサイ派の人々は、
有無を言わせない協力なしるしを求めている。

存在するものはすべて、
わたしたちとともに神がいて、
わたしたちを支えておられるということを、
示しているのに…。

神は、
わたしたちのどこまでもわがままな要求に従って、
そのたびごとに、
めざましいおこないによって自己を現す、
ということはなさらない。
だが、
それが問題なのではない。
本当の問題は、
わたしたちに向けられた神の愛をわたしたちが認めず、
見ようとしないところあるのだ(1ヨハネ4.16)

すでに神はわたしたちに、
最大限の証明を与えてくださっている。
自己を苦難と死にさらし、
わたしたちのためにパンとなって、
自己を余すところなく与えようとなさる。
神が期待しておられるのは、
わたしたちがそれを受け取ることだけなのである。

だからこそ、
しるしを求める人々に向かって、
わたしたちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのだ (1コリント1.22)


『思い起こし、物語れ』上 より


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