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病いを感じさせない笑顔のSr.本村タミ子が天国へ

2016.04.01


Sr.本村

3月30日(水)の朝、平塚修道院のSr.アニエス・マリア本村タミ子が、御父のもとへ召されました。

Sr.アニエス・マリア本村タミ子は、1958年8月15日に福岡修道会に入会し、1962年6月30日に初誓願を、5年後に終生誓願を宣立しました。家庭訪問などの普及の使徒職、印刷・製本の技術の使徒職に献身し、1994年ころから、いくつもの病気と闘ってきました。定期的に検査をしながら、平塚修道院でベールの縫製や書籍やミニメディアの整理などの使徒職に励んでいました。一昨年の秋に転んでから、身体が思うように動かなくなり、立ち仕事や歩くことが困難になりました。

病をかかえ薬を手放すことができない状態でありながらも、Sr.本村はいつも明るく活気があり、笑顔が絶えないシスターでした。しかし、今年の3月に入ってから容体が急激に悪くなっていきました。3月18日の朝、動くことができなくなって急遽入院となりました。ガンが急に大きくなって肝臓に移転していたのです。わずか12日間の入院生活でした。

彼女を支えていたのは、『キリストわれを愛す、いのち与えて』という短い祈りでした。この言葉は、ガラテヤ書2.20の「わたしが今、生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身をささげられた神の子に対する信仰によるものです」を要約したもので、2004年に参加した、『キリストがあなたがたのうちに形づくられるまで』という創立者の養成の指針に沿った、年の黙想会の中でいただいた言葉です。

彼女自身、こう言っています。「わたしは、毎朝一番に、立ったまま、『キリストわれを愛す、いのち与えて』という短い祈りを3回祈り、奉献の祈りをして一日をささげています。恵みに感謝し、祈りと働きを統治の姉妹の必要のために、また召命の恵みを願って、ささげ、祈っています。気にかかっている病気の姉妹、家族のために助けを願い祈っています。『キリストわれを愛す、いのち与えて』。この祈りは、気づくとき、いつも大事にして祈り、生きるようにして ささげています」。

Sr.本村はパウロの娘の召命を喜び、祈りと働き、喜びと苦しみ、最後の闘病の苦しみもすべてささげていました。たくさんの姉妹と共同体を支え、骨身を惜しまず働いていました。

今は、苦しみのない天国で、神さまから大きななぐさめをいただいていることでしょう。Sr.本村が、天国でもわたしたちの、またパウロ家族の、宣教の使徒職のために、恵みを取り次いでください。

Sr.本村 Sr.本村
棺に献香する司祭  

Sr.本村 Sr.本村
献花をするご遺族 献花のために並ぶ姉妹たち
 
Sr.本村 Sr.本村
2012年6月、誓願50周年のときのSr.本村
(前から2列目、左から2人目)
誓願50周年を迎えて喜ぶSr.本村



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