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新世紀ルーツへの巡礼

目次

青年時代(1)

聖コスマとダミアノ教会

新芽

聖コスマとダミアノ教会は、1913年から1946年まで、フランシスコ・キエザ師が主任司祭として務めた教会で、パウロ家族、特に聖パウロ女子修道会にとって歴史的に重要な場所です。

1915年6月27日、この教会の香部屋 (現在は小聖堂) で、テレサ・メルロ(聖パウロ女子修道会初代総長)と、アルベリオーネ神父がはじめて出会ったのです。彼は、テレサ・メルロに女性が出版によって善を行えることを簡潔に話し、彼女はアルベリオーネ神父の招きに「はい」と答えたのでした。

初期のパウロの娘たち(聖パウロ女子修道会のシスターたちこのように呼ばれていた)は、この教会に祈りに来ていましたし、教会の門のところで最初の本の展示会を行ったのでした。

テレサ・メルロと、アンジェラ・ボッフィ(初期の聖パウロ女子修道会の創立にかかわった)は、キエザ師の行う要理教育のコースにあずかるためにここに通っていました。

「私は修道女になりたいと思っていたので、意見を聞くために兄に手紙を書いたところ、兄は「神学の先生」(アルベリオーネ神父はこう呼ばれていた)にそれを伝えました。神学の先生は私を呼びました。私は裁縫をしていたので、仕立屋で働かなければなりませんでした。今は裁縫の仕事をやりなさい。けれども後には「良い出版」のための修道会を創立すると言われました。

私は若かったし、あとから他の人たちも来ることになっていました。もし、私が望むなら、そこを見に連れていくと言われ、私は母に一緒について来てくれるように話しました。母は15日間だけそこにとどまってよいと決めました。そして、その15日間はまだ終わっていません (1961年) 。

「アルベリオーネ神父との出会いについて」シスター テクラ・メルロの話


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