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キリスト教@ワールドニュース

目次

2017年 6月19日(月)

  1. バチカンと中国との交渉は第2幕へ?
  2. 中国河南省中部の商丘市でプロテスタント教会取り壊し
  3. 教皇が『貧しい人たちの日』を制定
  4. 北朝鮮拘束のアメリカ人元大学生が昏睡状態で解放される
  5. 北朝鮮に抑留中の韓国民は6人、と韓国国家情報院
  6. フィリピンは「真の独立」のため国名変更を、と議員提案
  7. 預言者ムハンマドをネットで冒涜、パキスタンで死刑判決
  8. 同時多発テロの現場に追悼博物館
  9. 《メディア展望》

バチカンと中国との交渉は第2幕へ?

【CJC】
 バチカン(ローマ教皇庁)と中国との「交渉」は、それ自体が公式に発表されない限り、周辺の情報では遅々として進まないとしかわからないが、この3月に行われた協議の後、双方が代表の一部を交代させていることが分かり、交渉が新段階に踏みこむ前兆ではないかと推測されている。
 これまで交渉が遅々として進まない間、憶測と噂は広まった。
 中国は独自に任命した司教(中国では主教と呼ぶ)7人全員をバチカンが認知するよう要求していたとされる中で、雲南省昆明の馬英林司教と河北省承徳の郭金才司教の2人をバチカンが容認したとも伝えられている。2人とも中国天主教愛国会や天主教主教団の要職にあり、バチカンの容認を取り付けた2人の今後が注目される。
 バチカンも、独自に任命した「地下教会」の司教候補20人を中国政府が承認するよう求めていると伝えられる。
 中国政府の懸念は、バチカンが独自に「地下教会」の司教を任命し続けるのではないか、ということ。2015年末に活動している「地下司教」は29人と伝えられた。今年2月、「30人以上」との見方を示した香港の湯漢枢機卿は、3月末には「40人近く」と見直している。
 6月末にも、次回会談がローマで行われると見られており、交渉が新たな展開をもたらす可能性も無視できない。


中国河南省中部の商丘市でプロテスタント教会取り壊し

【CJC】
中国河南省中部の商丘市で建設中のプロテスタント教会が5月5日当局により取り壊された。主要道路から教会をつなぐ道路の使用に通行税を課すとの通告に教会側が反発、当局側が教会堂を「違法構造」として取り壊しの強硬手段に出たものと見られる。
 信徒140人が取り壊しに抵抗、その中の少なくとも40人が逮捕された。この事件は最近になってキリスト教系『アジア・ニュース』が把握した。
 取り締まりに際し、警察は信徒や教会の文書や財産を調べ、携帯電話を没収し、贈答箱やロッカーを壊し、コンピューター、金銭、宝石を押収したという。


教皇が『貧しい人たちの日』を制定

【CJC】
教皇フランシスコが6月13日、カトリック教会の記念日として、「貧しい人たちの日」が新たに制定した。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。
 教皇は、『いつくしみの聖年』の終了後、カトリック教会に『世界貧しい人たちの日』(仮訳)を設け、全世界のキリスト教共同体が、最も貧しく助けを必要とする人たちへのキリストの愛をより具体的に証しすることを願った。
 『貧しい人たちの日』は、カトリックの典礼暦の年間第33主日に定められた。第1回にあたる今年2017年度は、11月19日に行なわれる。
 教皇は『貧しい人たちの日』制定にあたり、メッセージを発表、貧しい人たちと分かち合うことが福音の最も深い真理の理解につながるよう祈った。
 メッセージの冒頭で、教皇は「子たちよ、言葉や口先だけでなく、行いをもって誠実に愛し合おう」という「ヨハネの手紙1」の言葉(3・18)を引用。キリスト者に必要なのは虚しい言葉ではなく、具体的な行いであると述べた。
 貧しさは、キリストの弟子にとって「貧しいイエスに従う」という「召命」でもあることを忘れないよう教皇は指摘、貧しさとは自分の限界と罪の状態を認めることができる謙遜な心、幸福の条件としてお金や成功を求めない心でもあるとした。
 教皇は、今日の社会で「貧困」を明確に定義することは難しいが、それでも貧困は、疎外や、暴力、拷問、囚人生活、戦争、自由と尊厳の欠如、無学、医療危機、失業、人身売買、亡命、強制移住などに苦しむ非常に多くの顔となって、毎日わたしたちに訴えている、と指摘した。


北朝鮮拘束のアメリカ人元大学生が昏睡状態で解放される

【CJC】
米バージニア大学でビジネスを専攻していたオットー・フレデリック・ワームビア氏(22)は2015年12月以来、北朝鮮に拘束されていたが解放された。
 6月13日、ワームビア氏が通っていたバージニア大が発表した。ワームビア氏は16年1月から17カ月間拘束されていたという。
 北朝鮮当局は、ワームビア氏が平壌のホテルで、壁に貼られた政治宣伝用の垂れ幕を盗もうとしたと主張、「反共和国敵対行為」に当たるとされ、2016年3月の裁判で労働教化刑(懲役)15年の判決を言い渡していた。
 同氏は1年余りを収容所で過ごした間に昏睡状態に陥っていたといい、ボツリヌス中毒にかかった可能性がある、と北朝鮮側は主張している。
 ワームビア氏は北京を経由してすでに帰国しており、両親はCNNの取材に、「わたしたちと息子が北朝鮮から残忍な仕打ちを受け、恐怖に陥れられたことを世界中に知ってほしい」と話した。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は15日、ワームビア氏の釈放は「人道的見地から」だったと伝えた。
 米紙ニューヨーク・タイムズは米高官の話として、米当局が最近、ワームビア氏が拘束中に繰り返し殴打されていたことを示唆する情報を受け取っていたと報じている。
 ワームビア氏の故郷、オハイオ州シンシナティで治療に当たる神経科医のダニエル・カンター氏らは15日、記者会見し、ワームビア氏の神経系が「反応のない覚醒状態」にあると説明、脳に広範囲にわたる損傷がみられるものの、その原因はまだ不明のままだと発表した。
 「自発的に目を開けたり、瞬きをしたりはするが、言葉を理解したり、口答での指示に応じたりできるとか、周囲の状況を認識しているという様子は全くみられない」という。
 また治療チームは、同氏が昨年3月の判決直後に昏睡状態に陥った理由として北朝鮮側があげているボツリヌス中毒症の形跡は見られないと発表した。
 ワームビア氏の父親フレッド・ワームビア氏は、医師らの発表に先立ちシンシナティの自宅で記者会見、息子が昨年拘束されて間もなくボツリヌス菌に感染し、昏睡状態に陥ったとする北朝鮮の主張は信じられないと述べ、同国の政権を非難した。
 「ボツリヌス中毒症や睡眠薬で昏睡状態になったという説明を信じないが、たとえ信じたとしても、こんなに長い間息子の症状を隠し、一流の治療を受けさせないでおくことに対し、弁解の余地はない」と述べた。
 同氏は2016年2月29日、北朝鮮当局が開かせた記者会見で、米国の教会関係者が「わたしに、北朝鮮の重要な政治スローガンを一つ取って来れば、それを自分の教会堂に『戦利品』として掛けておくと言った。スローガンをなくして北朝鮮の人々の団結と情熱を弱化させ、西側によってこの国が侮辱されるのを見せつけなければならないとした。成功すれば1万ドル(約110万円)の中古乗用車1台を与えると言った。捕まって帰れない場合、教会がわたしの母に慈善形式で20万ドルを与えるとした」と語ったとも朝鮮中央通信は報じている。
 北朝鮮はさらにアメリカ人3人を拘束しており、安否はなお不明。


北朝鮮に抑留中の韓国民は6人、と韓国国家情報院

【CJC】
韓国公共放送KBS(日本語電子版)によると、現在、北朝鮮に抑留されている韓国国民は6人にのぼっている、と韓国国家情報院が6月15日、国会に報告した。
 6人のうち3人は宣教活動で北朝鮮を訪問した牧師で、ほかの3人は韓国国籍を取得し再び入りした脱北者だという。
 牧師3人は中国との国境地域で宣教活動中にに拉致され、いずれも韓国国家情報院のスパイとみなされて無期懲役刑を言い渡され服役中。
 ほかに、韓国系アメリカ人3人と韓国系カナダ人1人が抑留されているという。


フィリピンは「真の独立」のため国名変更を、と議員提案

【CJC】
フィリピンは「真の独立」のため国名変更を、とゲイリー・アレハノ国会議員が提案している。16世紀のスペイン王から取った国名を変更すれば、フィリピンは国家として飛躍することができると言う。米紙『ウォールストリート・ジャーナル』が報じた。
 「われわれは真に独立したいのであれば、植民地主義とのつながりを排除し、国家独自のアイデンティティーを確立しなければならない」と同議員。『カタガルガン』や『マハルリカ』などを候補として提案している。
 6月12日の独立記念日を前に声明文を発表したアレハノ議員、「われわれは真に独立したいのであれば、植民地主義とのつながりを排除し、国家独自のアイデンティティーを確立しなければならない」と主張している。


預言者ムハンマドをネットで冒涜、パキスタンで死刑判決

【CJC】
パキスタン東部パンジャブ州バハーワルプルの反テロリズム法廷が、預言者ムハンマドを冒涜するコメントをネット上のソーシャルメディア『フェースブック』に投稿したタイムール・ラザ被告(30)に死刑を言い渡した。シャフィク・クレシ検察官が6月11日、明らかにした。
 被告はパキスタンで初めてソーシャルメディアに関連する罪で死刑の判決を受けた人物だと、同検察官はロイター通信に語った。
 被告は携帯電話で冒涜的な内容を発していたことから、テロ対策当局者によってバス停で逮捕されたと報じられている。端末を没収したところ、問題の投稿が発見されたという。
 パンジャブ州都ラホールの南方500キロにあるバハワルプールの刑務所内で、法廷は厳重な警備の下で開かれた。
 イスラム教国と目されるパキスタンで預言者ムハンマドに対する侮辱は、ナワーズ・シャリーフ政権に見逃せず、死刑をもって対応することが多い。
 被告はイスラム教でもパキスタンでは少数派のシーア派。多数のスンニ派内の復興運動『ディオバンディ』を対象にヘイトスピーチを行っていた。パキスタンでは、シーア派とスンニ派の対立抗争が再三激化している。


同時多発テロの現場に追悼博物館

【CJC】
ニューヨークで2001年に起きた同時多発テロ事件の現場近くに6月14日、『9・11トリビュート博物館』が開館した。
 現地邦字紙『デイリー・サン・ニューヨーク』が伝えるところでは、遺族らによる『9・11家族会』運営の追悼施設『トリビュートセンター』を解消し、展示内容を大幅に刷新したという。
 主な展示物の一つに建築物模型制作の専門家・古山康人さん(岐阜県可児市)が制作した復興現場の模型がある。



《メディア展望》

  • カトリック新聞(6月18日)http://www.cwjpn.com
  • ★神の父性愛は革命的=教皇の一般謁見講話
    ★ベネズエラ司教団、教皇に危機的状況を報告
    ★日本の信者44万1千人=16年末時点 前年比約2600人減る
    ★国連人権理事会のデビッド・ケイ氏=「報道に政府圧力」=東京での集会で懸念表明
    ★作家の加賀乙彦さん講演=右近の信仰語る=東京教区・武蔵野北宣教協力体

  • キリスト新聞(6月17日)http://www.kirishin.com
  • ★〝ゆるいキリスト教〟の再発見=『キリスト教は役に立つか』で書きたかったこと=来住英俊神父インタビュー
    ★「あきらめず信仰に立って行動を」=宗教者270人が「共謀罪」反対訴え
    ★信仰的な未来望むため過去に学ぶ=NCC教育部が「平和教育資料センター」開設
    ★平和訴える武田美通氏の造形作品=恵泉女学園が全作品を保管する協定締結
    ★韓国・文大統領WCC代表団と協議=朝鮮半島の平和へ教会の役割強調

  • クリスチャン新聞(6月18日)http://クリスチャン新聞.com
  • 新聞(5月28日)=http://クリスチャン新聞.com
    ★18年日本青年伝道会議Ⅱへ=JEA加盟団体青年担当者が会合・情報共有
    ★足で歩いた頃のこと=「銀座・星野富弘花の詩画展」開催中
    ★地域教会こそこの世の希望=GLS創設者ビル・ハイベルズ氏特別講演=罪深い心を変革する役割教会だけに与えられている
    ★NCC教育部平和教育資料センター開設記念講演会=正しい価値観が真の平和を生み出す
    ★ニーズある 文字を通して一対一の会話=チャットが地域伝道前進させる=チャットミニストリー展開=BBN聖書放送


情報元「(C)世界キリスト教情報サービス」

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