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キリスト教@ワールドニュース

目次

2019年12月 9日(月)

  1. アフガニスタンで救援活動中の中村哲医師銃撃され死亡
  2. スイスで子ども10万人以上が貧困
  3. バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任
  4. 仏がヘイトクライム対策部を設置へ=ユダヤ人墓地荒らし受け
  5. カルデア典礼大司教がクリスマス祝祭止めると発表
  6. バチカンのサンピエトロ広場のツリー点灯
  7. 米福音派団体のガザでの医療活動に現地反発
  8. 渦中のマローン司祭辞任=性的虐待した聖職者数、少なめに公表
  9. 《メディア展望》

アフガニスタンで救援活動中の中村哲医師銃撃され死亡

【CJC】
 アフガニスタンで農業用水路の建設などを長年行ってきた中村哲医師(73)が12月4日午前、同国東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで銃撃され、死亡した。中村氏は同日朝、宿舎を出て、約20キロ離れたかんがい用用水路の工事現場に車で向かう途中だった。車には中村氏のほか、運転手やボディーガードなど5人が同乗していたが、いずれも死亡したという。
 中村氏は、福岡市のNGO『ペシャワール会』現地代表として活動していた。同会は2008年、スタッフの日本人男性が、アフガニスタン人運転手と共に拉致され、その後遺体で発見される事件を経験、その後、日本人スタッフを引き揚げる対応を取ったが、中村氏は現地に残り活動を継続していた。
 『ペシャワール会』は4日午後、福岡市中央区の事務所で記者会見を開いた。同会の福元満治理事(広報担当)は、現地からの情報として、中村さんたちはアフガニスタン東部・ジャララバードの宿舎から、クナール川沿いにある灌漑(かんがい)工事の作業現場に向かう途中に襲われた。中村さんは右胸に1発銃弾を受けたという。意識はあり、「命に別条はない」と連絡を受けているが、現地病院の集中治療室に入っていている、と発表していた。その後、死亡したことが明らかになった。運転手の男性ら同乗者5人も全員死亡している。
 アフガニスタン東部はイスラム過激派の活動が活発で、『タリバン』の他、『イスラム国』系の地域組織が台頭し、治安が悪化していたという。犯行声明は確認されていない。
 中村さんは1946年、福岡市生まれ。西南学院中学3年生のとき、日本バプテスト連盟・香住ケ丘バプテスト教会で洗礼を受けた。


スイスで子ども10万人以上が貧困

【CJC】
スイスの広報メディア『スイスインフォ』(SWI)の日本語版が12月4日、カトリック系慈善団体『カリタス・スイス』によると、同国国内で10万人以上の子どもたちが貧困の影響を受け、その数は増え続けている、と伝えた。同団体は行政に対し、国全体で家族手当の増額などの措置が必要だと訴えている。
 『カリタス・スイス』は2日、声明で「スイスは行動する意欲を何ら示さない。政府は、貧困との戦いを州に任せ、それが機会の不平等をもたらしている」と批判した。そして、10月の総選挙で刷新された新しい連邦議会に対し「国が主導権を取り、国全体で子供の貧困と戦う法的枠組みを作る」よう求めた。
 『カリタス・スイス』研究部門の責任者マリアン・ホシュリ氏によると、国内の子ども約170万人のうち、10万3000人が貧困の影響を受けている。
 スイスの子どもの貧困には多くの理由がある、とカリタス側は話している。子育てにかかる費用は子ども1人当たり年間約7000~1万4000フラン(約77万~155万円)で、特に低所得層の親にとっては負担が大きいという。貧困の影響を受けている子どもの約70%は、フルタイムで働いても生活保護の水準以下の収入しか得られない働く貧困層「ワーキングプア」の家庭出身だという。


バチカン福音宣教省長官にマニラ大司教タグレ枢機卿就任

【CJC】
教皇フランシスコは12月8日付で、バチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省の新長官に、マニラ大司教のルイス・アントニオ・タグレ枢機卿を任命した。
 福音宣教省長官を務めていたフェルナンド・フィローニ枢機卿は、『聖墳墓騎士団』団長に任命された。エドウィン・フレデリック・オブライエン枢機卿の引退願いを教皇が受理、その後任とされた。
 『聖墳墓騎士団』は、教皇庁の保護の下に置かれた信徒の組織。その目的は、会員らのキリスト教生活の実践を高め、主に聖地におけるカトリック教会の事業と組織を支え助けることにある。現在、世界のおよそ40カ国に約3万人の会員を擁している。
 福音宣教省長官を務めていたフィローニ枢機卿から、『アジアのためのレデンプトーリス・マーテル神学院』を東京を本拠地として設立し、福音宣教省の直轄運営とする、と通知を受けていた菊地功東京大司教は、同枢機卿から6月17日付の書簡で、「教皇様ならびに新求道共同体の道の代表と協議の結果、同計画を見直すことを決定した」と通知されている。
 同神学院設立に力を入れていたフィローニ枢機卿の今回の異動で、計画の見直しから、撤回に移る可能性も出てきた。


仏がヘイトクライム対策部を設置へ=ユダヤ人墓地荒らし受け

【CJC】
AFP=時事によると、フランス北東部ウェストフェンのユダヤ人墓地で墓107基にかぎ十字などが落書きされたことを受けて、内務省は12月4日、ヘイトクライム(憎悪犯罪)対策部を設置すると発表した。
 ウェストフェンは、アルザス地方ストラスブールから西25キロにある。
 クリストフ・カスタネール内相は、対策部が今回の事件の他、すべての反ユダヤ、反イスラム、反キリスト的な犯罪の捜査を担当することを明らかにした。対策部は憲兵隊に編入されるという。
 アルザス地方ではこの1年で、人種差別主義的な器物損壊事件が相次ぎ発生している。フランス全体でも反ユダヤ主義的な犯罪に関する通報は急増しており、2018年には前年比で74%増加した。これを受けて欧州最大のユダヤ社会とイスラム社会を抱える同国では、懸念が広がっている。


カルデア典礼大司教がクリスマス祝祭止めると発表

【CJC】
バグダッド発でバチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省の機関通信『フィデス』が伝えるところでは、今年のクリスマスに、イラクのカルデア典礼カトリック教会は、教会や街頭にクリスマスツリーを飾らず、総主教座で祝典や祝会を行わない。
 ルイス・ラファエル・サコ総大司教は、最近の反政府抗争で、首都バグダッドを含む中部及び南部で多数の死傷者が出ていることを覚え、公式な祝典を行わない、と発表した。
 12月1日にシーア派最高権威シスタニ師が政治指導者交代を呼び掛けたことを受け、アーディル・アブドゥル・マフディー首相の辞任が議会で承認されてもデモが沈静化するかは不透明。


バチカンのサンピエトロ広場のツリー点灯

【CJC】
バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で12月5日、クリスマスツリーの電飾が点灯された。来年1月12日まで観光客らの目を楽しませる。
 キリスト降臨の場面を再現した模型「プレゼピオ」も設置された。サンピエトロ大聖堂を背に、高さ約26メートルのツリーが、イタリア語で「3、2、1」のかけ声とともに輝くと、広場を埋めた人々から大きな拍手が起こった、と共同通信が報じた。
 教皇フランシスコは24日に、サンピエトロ大聖堂で、恒例のクリスマスイブのミサを行う。


米福音派団体のガザでの医療活動に現地反発

【CJC】
米ルイジアナ州レイクチャールスに本拠を置く福音派医療宣教団体『フレンドシップス』が、パレスチナ自治区のガザで行っている医療活動にボランティアを送り込む際「週末はイスラエルで観光ができる」等と勧めていたことが明らかになった。
 ガザを事実上支配しているイスラム原理主義組織『ハマス』が「ガザの苦難をイスラエルの宣伝に使った」と怒りを表明している。
 イスラエル紙『イェディオト・アハロノト』(英語版)が12月4日報じた。


渦中のマローン司祭辞任=性的虐待した聖職者数、少なめに公表

【CJC】
バチカン(ローマ教皇庁)は12月4日、カトリック教会の性的虐待事件を巡る虚偽報告の疑いが浮上していた、ニューヨーク州北部バッファロー市のリチャード・J・マローン司祭(73)の辞任を認めたと発表した。ニューヨークタイムズ紙が同日、報じた。
 同司祭は2018年3月、数十年にわたり子どもに性的虐待を行っていた疑いのある同教区の聖職者42人のリストを公表した。しかし、同司祭の事務所に勤めていた女性が、リストの下書きに実際には117人の名前があったことを、証拠のコピーと共に地元ニュース局WKBWに漏えいした。
 教皇庁は、マローン司祭の辞任理由について明らかにしておらず、辞任が強制によるものか任意によるものかも不明。マローン司祭は自身の辞任について、任意の「早期退職」であるとする声明文を発表している。



《メディア展望》

  • カトリック新聞(12月8日)http://www.cwjpn.com
  • ★核兵器禁止を「カテキズム」に=教皇の機中記者会見
    ★教皇来日=東日本大震災被災者との集い=きずなという知恵 培って
    ★教皇フランシスコ来日☆青年との集いでスピーチ=世界には若者が必要です
    ☆東京ドームでミサ=すべてのいのちを祝福
    ☆上智大学訪問・講話=自らの使命に機軸を

  • KiriShin(12月1日・既報)http://www.kirishin.com

  • クリスチャン新聞(12月8日)http://クリスチャン新聞.com
  • ★福音主義神学会東部部会「黙示録」を岡山英雄氏講演 =「三年半」をいかに生きるか=霊の目で真実を見抜く
    ★「クリスマスの恵みをアフリカへ」=ハンガーゼロ 募金呼びかけ
    ★“どうか私たちを一つに”=アジアンアクセス・ジャパン大会2019in神戸=2020年以降のビジョンを共有
    ★アドベントは毎日募金=WVJクリスマス募金箱先着3000人=チェブラーシカが応援
    ★「日韓関係の今」を考えるセミナー=歴史認識深めて対話を=田中宏氏が日中、日韓戦後補償を比較


情報元「(C)世界キリスト教情報サービス」

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