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聖書を読もう!

聖書各書のミニ知識

列王記上・下

列王記はダビデの生涯の最後の日々をもってはじまり、サムエル記の続きとなっています。ダビデの後継者たちの善悪と国の興亡の歴史を、(1)偶像礼拝をしなかったか、(2)主が選ばれた場所エルサレムに対立する礼拝をしなかったか、(3)神の民の権利を侵さなかったかなどの視点から書かれています。つまり、イスラエルの民とイスラエルの王たちの歴史を神学的に熟考し、書かれたものであり、この書の歴史は宗教的な教訓を目的として編集されています。

・ダビデ治世の終わり、ソロモンの治世 列王記 上 1~11章
・王国の分裂と北王国(イスラエル王国)滅亡までのイスラエルと南王国(ユダ王国)の時代 列王記 上 12~列王記 下17章
・南王国時代、滅亡まで 列王記 下18~25章
となっています。

年代的には、
     紀元前1000年頃:ダビデ王国の出現
     922年:北王国の分裂
     722年:北王国の滅亡
     587年:南王国の滅亡
となります。

神からのメッセージ、神の戒めと定めは預言者によって伝達されるので、どの王の時代に預言者が活躍したかということも、コンテキストの中で読んでいくとわかりやすいと思います。といっても歴史的な背景は非常に複雑なので参考書などをそばにおいて読んでいくのは助けとなると思います。

サムエル記同様に、「列王記 上・下」もヘブライ語の聖書聖典では、一つの書となっています。なお、ヘブライ語の聖書聖典では「サムエル記」も「列王記」も歴史書ではなく、預言書と考えられています。

これらの書が何人もの人がいろいろの資料をもって編集したことが分かりますが、いつ、誰によって書かれたかということは、記述資料が存在しないのではっきりとはしていません。しかし、どのような資料であったかについては研究者の見解に幾分の違いがあっても、だいたいにおいて一致しています。

列王記の構造と内容
列王記 上
◆ダビデの晩年とソロモンの即位とその治世 1.1~11.43
  ◇ダビデの晩年とソロモンの即位 1.1~2.46
・王位継承の争いとソロモンの即位
  ◇ソロモンの治世 3.1~11.43
・ソロモンの知恵
・ソロモンの統治とその繁栄
・ソロモンの神殿と宮殿建築
◆王国の分裂から北王国滅亡までの南北両国王朝の歴史 12.1~17.41
  ◇王国の分裂 12.1~14.31
南王国ユダ 北王国イスラエル
1)ヤロブアム1世(931-910) 12.1~14.20
1)レハブアム(931-914) 14.21~31 ・イスラエルの政治的離反
・宗教的離反
・ベテルの祭壇に対する預言
・ユダからきた神の人と老預言者
・ヤロブアムの子アビアの病死
  ◇ユダとイスラエル両国間の戦争 15.1~16.28
2)アビヤム(914-911) 15.1~8
3)アサ(911-870) 15.9~24
2)ナダブ(910-909) 15.25~32
3)バシャ(909-886) 15.33~16.7
4)エラ(886-885) 16.8~14
5)ジムリ(7日間) 16.15~22
6)オムリ(885-874) 16.23~28
・サマリア遷都
  ◇預言者物語 I 16.29~22.53
7)アハブ(874-853) 16.29~34
・アハブとエリヤ
・預言者エリヤ、干ばつを預言する
・エリヤとバアルの預言者
・干ばつの終わり
・ホレブに向かったエリヤ ・エリヤ、エリシャを召し出す
・イスラエルとアラムの戦い
・ナボトのぶどう畑
・預言者ミカヤとアハブ王の死
4)ヨシャファト(870-848) 22.41~51
8)アハズヤ(853-852) 22.52~54
列王記 下
  ◇預言者物語 II 下 1.1~13.25
・エリヤとアハズヤ
・エリヤ、天に上げられる
・エリシャの奇跡
1.1~18
2.1~18
2.19~25
9)ヨラム >3.1~3.27
・エリシャの4つの奇跡
・ナアマン皮膚病をいやされる
・斧が水の中から浮き上がる
・アラム軍の敗退
・エリシャ物語補遺
4.1~44
5.1~19a
6.1~7
6.8~7.20
8.1~15
>5)ヨラム(848-841) 8.16~24
6)アハズヤ(841) 8.25~29
10)イエフ(841-814) 9.1~10.36
・イエフの謀反
・祭司ヨヤダとアタルヤ 11.1~20
7)ヨアシュ(835-796) 12.1~22
11)ヨアハズ(816-800) 13.1~9
12)ヨアシュ(800-785) 13.10~13
 
・預言者エリシャの死
・イスラエルとアラムの戦い
13.14~21
13.22~25
  ◇二つの王国 エリシャの死からサマリア陥落まで 14.1~17.41
8)アマツヤ(799-771) 14.1~22
・アマツヤとヨアシュの戦い
12)ヤロブアム2世(789-750) 14.23~29
9)アザルヤ(786-735) 15.1~7
13)ゼカルヤ(750-749) 15.8~12
14)シャルム(749) 15.13~16
15)メナヘム(748-730) 15.17~22
16)ペカフヤ(738-736) 15.23~26
17)ペカ(736-730) 15.27~31
10)ヨタム(748-730) 15.32~38
11)アハズ(733-728) 16.1~19
17)イスラエルの最後の王ホシェア(731-722) 17.1~41
・サマリアの陥落
◆北王国滅亡後のユダ王国の歴史
 (サマリア陥落からバビロン補囚まで)
18.1~25.30
  ◇ヒゼキヤの治世と預言者イザヤ
12)ヒゼキヤ(728-699) 18.1~12
・センナケリブの攻撃
・ヒゼキヤ、預言者イザヤに助言と祈りを乞う
・センナケリブの攻撃第2の記事とヒゼキヤの祈り
・ヒゼキヤの祈りへの神の回答:センナケリブの没落
・ヒゼキヤの病気
・バビロンからの使節
18.13~37
19.1~8
19.9~19
19.20~37
20.1~11
20.12~19
13)マナセ(699-642) 21.1~18
14)アモン(642-640) 21.19~26
15)ヨシヤ(640-609) 22.1~23.30
・ヨシヤ王の改革
  ◇ユダ王国の最後 23.31~25.30
16)ヨアハズ(3ヶ月) 23.31~35
・ヨアハズはエジプトへ連れていかれる
17)ヨヤキム(609-598) 23.36~24.7
18)ヨヤキン(3ヶ月) 24.8~17
・バビロンへの補囚
19)ゼデキヤ(597-586) 24.18~20
・エルサレムの陥落
・ユダの統治者ゲダルヤ
・ヨヤキンの解放
25.1~21
25.22~21
25.27~30

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