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心のやさしい人になる! 声に出して読む 7歳からの聖書

『声に出して読む 7歳からの聖書』表紙

  • 著者:齋藤 孝
  • 定価:本体1,500円+税
  • 21.0cm×19.0cm 並製  76ページ
  • ISBN978-4-7896-0843-5  Cコード:C8016



著者は有名な教育学者。しかし、教育学の理論だけではなく、実際の教育現場での大切さを書籍、新聞、テレビなどでもご活躍なさっておられる先生だということは、読者の皆様もよくご存じのことと思います。

 齋藤先生が、今回お書きになった本書は、「7歳からの聖書」です。しかし、「心のやさしい人になる!」「声に出して読む」というタイトルが上についていることに注目してください。

 新約聖書の中から、有名な言葉だけでなく、著者が7歳以上の子どもたちへ、世界中の人が知っている聖書の中から、これはぜひ覚えておいてほしいという言葉を取り上げて、「人にやさしくしよう」「心の豊かな人になろう」「人の役にたとう」「心配ないさ」「自分からつかみとりにいこう」と言うテーマで章がたてられています。

 本文の始まりが「スタート」で始まるのも斬新です。次のページから第1章が始まります。

 この本の特徴は、絵本気分で、読んで、見て、楽しんでいただけるように工夫されています。手に取って見ていただければ、一目瞭然なのですが、ご説明いたしますと、各章は、カラフルな色分けになっていて、そこに描かれている女の子や男の子が、そのテーマにピッタリの動作をしているのですよ。

 たとえば、第4章「心配ないさ」を開いて見れば、見開きページを使って、章のタイトルと男の子が「心配ない!」という元気に乗り越えられたうれしそうな顔が大きく描かれています。

 第4章の次のページを開いてみると、そのページには、小さなことでくよくよしない、と書かれています。そこには「空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず…。」という聖書の言葉と大きな挿絵です。この聖書の言葉は、文語体の言葉です。口語体に慣れている大人には、「子ども向けの本なのに、なぜ?」と思われるかもしれませんが、著者の経験から、子どもは日ごろから接している口語体の言葉は、さらっと聞き流して、頭に残らないことが多いそうなので、口調のよい文語の方が、短文はよいということで選ばれています。

 次のページには、まず、前ページの聖書の言葉の口語訳が出ています。次に斎藤先生の「なにかで悩んだときは、空を見上げて、鳥が気楽に飛んでいる姿を見てみよう」という短い勧めの言葉があり、その下に、先生のやさしい解説があります。このように、パッと開いた2ページが1つの事柄となっているので、分かりやすく楽しく読めます。

 全文、漢字にはルビがふられているのも、考慮されているところです。
 挿絵は、トモコ=ガルシアさんです。

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                    『声に出して読む 7歳からの聖書』

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