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聖書を読もう!

年間 第20金曜日

コヘレトの言葉 8.5~9.10

8章

5 命令に従っていれば、不快な目に遭うことはない。賢者はふさわしい時ということを心得ている。

6 何事にもふさわしい時があるものだ。人間には災難のふりかかることが多いが、

7 何事が起こるかを知ることはできない。どのように起こるかも、誰が教えてくれようか。

8 人は霊を支配できない。霊を押しとどめることはできない。死の日を支配することもできない。戦争を免れる者もない。悪は悪を行う者を逃れさせはしない。

9 わたしはこのようなことを見極め、太陽の下に起こるすべてのことを、熱心に考えた。今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ。

10 だから、わたしは悪人が葬儀をしてもらうのも、聖なる場所に出入りするのも、また、正しいことをした人が町で忘れ去られているのも見る。これまた、空しい。

11 悪事に対する条令が速やかに実施されないので
人は大胆に悪事をはたらく。

12 罪を犯し百度も悪事をはたらいている者が
なお、長生きしている。にもかかわらず、わたしには分かっている。神を畏れる人は、畏れるからこそ幸福になり

13 悪人は神を畏れないから、長生きできず
影のようなもので、決して幸福にはなれない。

14 この地上には空しいことが起こる。善人でありながら
悪人の業の報いを受ける者があり
悪人でありながら
善人の業の報いを受ける者がある。これまた空しいと、わたしは言う。

15 それゆえ、わたしは快楽をたたえる。太陽の下、人間にとって
飲み食いし、楽しむ以上の幸福はない。それは、太陽の下、神が彼に与える人生の
日々の労苦に添えられたものなのだ。

16 わたしは知恵を深めてこの地上に起こることを見極めようと心を尽くし、昼も夜も眠らずに努め、

17 神のすべての業を観察した。まことに、太陽の下に起こるすべてのことを悟ることは、人間にはできない。人間がどんなに労苦し追求しても、悟ることはできず、賢者がそれを知ったと言おうとも、彼も悟ってはいない。

9章

1 わたしは心を尽くして次のようなことを明らかにした。すなわち
善人、賢人、そして彼らの働きは
神の手の中にある。愛も、憎しみも、人間は知らない。人間の前にあるすべてのことは

2 何事も同じで
同じひとつのことが善人にも悪人にも良い人にも
清い人にも不浄な人にも
いけにえをささげる人にもささげない人にも臨む。良い人に起こることが罪を犯す人にも起こり
誓いを立てる人に起こることが
誓いを恐れる人にも起こる。

3 太陽の下に起こるすべてのことの中で最も悪いのは、だれにでも同じひとつのことが臨むこと、その上、生きている間、人の心は悪に満ち、思いは狂っていて、その後は死ぬだけだということ。

4 命あるもののうちに数えられてさえいれば
まだ安心だ。犬でも、生きていれば、死んだ獅子よりましだ。

5 生きているものは、少なくとも知っている
自分はやがて死ぬ、ということを。しかし、死者はもう何ひとつ知らない。彼らはもう報いを受けることもなく
彼らの名は忘れられる。

6 その愛も憎しみも、情熱も、既に消えうせ
太陽の下に起こることのどれひとつにも
もう何のかかわりもない。

7 さあ、喜んであなたのパンを食べ
気持よくあなたの酒を飲むがよい。あなたの業を神は受け入れていてくださる。

8 どのようなときも純白の衣を着て
頭には香油を絶やすな。

9 太陽の下、与えられた空しい人生の日々
愛する妻と共に楽しく生きるがよい。それが、太陽の下で労苦するあなたへの
人生と労苦の報いなのだ。

10 何によらず手をつけたことは熱心にするがよい。いつかは行かなければならないあの陰府には
仕事も企ても、知恵も知識も、もうないのだ。

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