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聖書を読もう!

年間 第3木曜日

ローマの信徒への手紙 10.1~21

10章

1 兄弟たち、わたしは彼らが救われることを心から願い、彼らのために神に祈っています。

2 わたしは彼らが熱心に神に仕えていることを証ししますが、この熱心さは、正しい認識に基づくものではありません。

3 なぜなら、神の義を知らず、自分の義を求めようとして、神の義に従わなかったからです。

4 キリストは律法の目標であります、信じる者すべてに義をもたらすために。

5 モーセは、律法による義について、「掟を守る人は掟によって生きる」と記しています。

6 しかし、信仰による義については、こう述べられています。「心の中で『だれが天に上るか』と言ってはならない。」これは、キリストを引き降ろすことにほかなりません。

7 また、「『だれが底なしの淵に下るか』と言ってもならない。」これは、キリストを死者の中から引き上げることになります。

8 では、何と言われているのだろうか。「御言葉はあなたの近くにあり、
あなたの口、あなたの心にある。」これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。

9 口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。

10 実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。

11 聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。

12 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。

13 「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。

14 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。

15 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」と書いてあるとおりです。

16 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。

17 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。

18 それでは、尋ねよう。彼らは聞いたことがなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。「その声は全地に響き渡り、
その言葉は世界の果てにまで及ぶ」のです。

19 それでは、尋ねよう。イスラエルは分からなかったのだろうか。このことについては、まずモーセが、
「わたしは、わたしの民でない者のことで
あなたがたにねたみを起こさせ、
愚かな民のことであなたがたを怒らせよう」と言っています。

20 イザヤも大胆に、
「わたしは、
わたしを探さなかった者たちに見いだされ、
わたしを尋ねなかった者たちに自分を現した」と言っています。

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