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聖書を読もう!

年間 第34月曜日

ダニエル書 5.1~2、5~9、13~17、25~6.1

5章

1 ベルシャツァル王は千人の貴族を招いて大宴会を開き、みんなで酒を飲んでいた。

2 宴も進んだころ、ベルシャツァルは、その父ネブカドネツァルがエルサレムの神殿から奪って来た金銀の祭具を持って来るように命じた。王や貴族、後宮の女たちがそれで酒を飲もうというのである。

5 その時、人の手の指が現れて、ともし火に照らされている王宮の白い壁に文字を書き始めた。王は書き進むその手先を見た。

6 王は恐怖にかられて顔色が変わり、腰が抜け、膝が震えた。

7 王は大声をあげ、祈祷師、賢者、星占い師などを連れて来させ、これらバビロンの知者にこう言った。「この字を読み、解釈をしてくれる者には、紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけて、王国を治める者のうちの第三の位を与えよう。」

8 宮廷の知者たちは皆、集まって来たが、だれもその字を読むことができず、解釈もできなかった。

9 ベルシャツァル王はいよいよ恐怖にかられて顔色が変わり、貴族も皆途方に暮れた。

13 そこで、ダニエルが王の前に召し出された。王は彼に言った。「父王がユダから捕らえ帰ったユダヤ人の捕囚の一人、ダニエルというのはお前か。

14 聞くところによると、お前は神々の霊を宿していて、すばらしい才能と特別な知恵を持っているそうだ。

15 賢者や祈祷師を連れて来させてこの文字を読ませ、解釈させようとしたのだが、彼らにはそれができなかった。

16 お前はいろいろと解釈をしたり難問を解いたりする力を持つと聞いた。もしこの文字を読み、その意味を説明してくれたなら、お前に紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけて、王国を治める者のうち第三の位を与えよう。」

17 ダニエルは王に答えた。「贈り物など不要でございます。報酬はだれか他の者にお与えください。しかし、王様のためにその文字を読み、解釈をいたしましょう。

25 さて、書かれた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、そして、パルシン。

26 意味はこうです。メネは数えるということで、すなわち、神はあなたの治世を数えて、それを終わらせられたのです。

27 テケルは量を計ることで、すなわち、あなたは秤にかけられ、不足と見られました。

28 パルシンは分けるということで、すなわち、あなたの王国は二分されて、メディアとペルシアに与えられるのです。」

29 これを聞いたベルシャツァルは、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖をその首にかけるように命じ、王国を治める者のうち第三の位を彼に与えるという布告を出した。

30 その同じ夜、カルデア人の王ベルシャツァルは殺された。

6章

1 さて、王国を継いだのは、メディア人ダレイオスであった。彼は既に六十二歳であった。

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