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私の薦めるこの一冊
いちばん大事にすべきことは何か？
- 著者：ホセ・ヨンパルト
- 定価：本体1,900円＋税
- 四六判 並製 220ページ
- ISBN978-4-400-52664-3 C1016
- 発行：新教出版社
著者はスペイン生まれのイエズス会司祭。長年、上智大学で法学を教えるかたわら、つねに学生たちに「いちばん大事にすべきことは何か」を語ってこられました。今回、それが本書にまとめられたことは、著者を知る多くの人々に喜びをもって迎えられることでしょう。
第1章は「大事にすべきこと」として、生命、健康、家族、時間、感謝することなどがとりあげられていますが、どのページにも、カトリックの信仰に基づいた深い洞察と、日本人が見落としがちなことが取り上げられており、読んでいてはっとします。
第2章は、「何よりも大事にすべきこと」が取り上げられています。ここで著者は、何よりも忙しくて、そんなことは考えられないと心のどこかで思っている人びとに、ぜひ、このことを考えてほしいと願っています。
第3章では「はっきりした生きがいをもつための案内」。
この章でも、読者は、通常の「生きがい論」を期待していると肩すかしをくったように感じるかもしれません。しかし、こんな「生きがいをみつけるための案内書」がほしかったと、きっと思われることでしょう。そして、大満足して読み終わることでしょう。