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剃髪(トンスラ)

トンスラ

トンスラ

聖職者が頭頂部の髪の毛を円形状に剃る髪型のことです。起源は古代の東方修道士が、「回心、従順」のしるしとして行っていたことにあります。その後、遅くとも6世紀ごろに西方教会に伝わり、聖職者の身分を示す見えるしるしとされました。6世紀の教皇グレゴリウス1世が、洗礼と堅信を受けた男子を聖職者に叙階する際、剃髪式を行っていたことが記録に残っています。

1972年、教皇パウロ6世は、使徒的書簡『ミステリア・クエダム』(Mysteria quaedam)発表し、書簡の中でこの制度を廃止しました。現在は一部の修道者を除き、行われていません。


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