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世界宣教の日

毎年、10月の最後から2番目の主日は、「世界宣教の日」として、全世界のカトリック教会で記念される日です。

イエス・キリストは、復活後、天の御父のもとに帰られる前に、遺言のように弟子たちに「全世界に行ってすべての人に福音をのべ伝えなさい」とおっしゃいました。
 興味のある方は、このことが書かれているマタイ28章16~20節、マルコ16章14~18節、ルカ24章36~49節、ヨハネ20章19~23節を、ご覧になってくださいね。

この命令によって、イエスの弟子たちは、その当時の全世界に出かけていき、イエス・キリストを知らせました。例えば、聖ペトロはローマに、聖トマスはインドまで宣教したと伝えられています。

現在、多くの人がキリスト信者であるということは、これらのお弟子さんたちが、宣教してくださったおかげといえるでしょう。


その後も、教会は、ずっと宣教し続けてきました。しかし、特に近年、1年に1度、全世界の信者が心を合わせて、宣教について考え、祈り、献金するようになりました。そして、この働きをもっぱらお世話するところが、「信仰弘布会」です。この事務所は、教皇庁の一つの省である「福音宣教省」のもとにある「教皇庁援助事業」の中の一事務所です。

世界の人口は、現在、約63億だと言われています。このうち、カトリック信者は、約10億人です。他のキリスト教の人々を合わせても、キリストを知らない人は、非常に多いと言ってもいいでしょう。世界だけでなく、この日本を考えてみても、カトリック信者はほんのわずかです。

しかし、そのわずかの私たちですが、この「世界宣教の日」に、宣教について思いを馳せ、祈り、献金し、物的・精神的援助をすることによって、宣教地で苦労を重ねている宣教者のお手伝いができるのです。

この日のミサで集められた献金は、各国の教皇庁援助事業の事務所に集められ、その金額は「信仰弘布会」に報告されます。バチカンの「信仰弘布会」には、全世界の宣教地から、援助要請が届いています。全世界からの献金では、とても足りません。そこで、緊急性の度合いが高い順に援助が決定され、それぞれの国の教皇庁援助事業の事務所に、「どこどこの国の○○のところと、△△のところに、この金額を送金してください」という具体的な指令が届きます。それに従い、各国の事務所は送金するのです。

日本は、まだ宣教地です。援助するより、いただいているお金のほうが多いそうです。

2015年「世界宣教の日」教皇メッセージ


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