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キリシタンゆかりの地をたずねて

長崎県 長崎市

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聖フランシスコ・ザベリオ堂跡

聖フランシスコ・ザベリオ堂跡 説明板

1865年3月17日の大浦天主堂における信徒の発見以後も、キリシタンに対する迫害は続いていました。

 浦上のキリシタンたちは、ひそかに神父を迎えて教理の勉強をして、洗礼を受けいました。
 当時、大浦天主堂の巡回教会として4つの秘密教会が設けられていました。
 その一つが、聖フランシスコ・ザベリオ堂です。

 現在は、住宅街の中に碑と説明文が立てられています。

一六一四年、徳川家康の禁教令発布から二百五十年後の一八六五年三月一七日大浦天主堂における劇的な信徒発見当時も幕府の厳しいキリシタン禁令は続いていた。
浦上のキリシタン達は当時四つの秘密教会を設け、大浦天主堂の巡回教会として密かに神父を迎え、洗礼を受け教理の勉強をしていた。この地がその一つ聖フランシスコ・ザベリオ堂跡である。
一八六七年(慶応三年)七月十五日午前一時、幕府の捕方が押し入り、泊っていた守山甚三郎と松田喜助は捕らえられ、各地で捕らえられた六十八名の信徒と共、桜町の牢に打ち込まれることとなった。
これが浦上四番崩れとつながり、明治元年六月一日を初めとして中心人物百十四名が、萩、津和野、福山へ流された。
二百五十年にも及ぶ禁教と迫害の中で、信仰伝承を成し遂げた彼らの心が末永く人々の心の中に生き続けることを願って信徒発見百二十五周年の記念にこの説明板を建てた。

  • 住所:長崎県長崎市橋口町(如己堂と平和公園の中間)
  • アクセス:路面電車「大橋電停」下車、徒歩8分

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