マルコで祈る
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殺され
マルコ8.31
イエスは死ぬのではない。
殺されるのだ。
だれも死ななければならず、
だからみな、
死を恐れている。
神にもとづいて生きていないから、
自分が神へともどるべきものだということに目を閉ざしているからだ。
わたしたちはこの恐れの奴隷になっているので、
自分を救おうとしてサタンの手に落ちてしまう。
サタンは死の恐れを使ってわたしたちを支配する(ヘブライ2.14~15参照)。
だがイエスは死の恐れから自由である。
御父から来て、
御父のもとへと帰ることを知っているからだ。
だからわたしたちがイエスを殺すときにも、
わたしたちのために生命を与えるほどに、
愛することができる(ヨハネ13.1以下)。
イエスが殺されるのは「殉教」である。
生命よりもはるかに偉大で、
死よりもはるかに強い愛のあかしだ。
『思い起こし、物語れ』上 より