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ひとりぼっちのミャー ~クリスマスのよるに~

『ひとりぼっちのミャー ~クリスマスのよるに~』表紙

  • 絵・文:たしろちさと
  • 訳:ピーター・ミルワード
  • 定価:1,100円+税
  • 天地 25.7cm×左右 22.6cm 上製  24ページ
  • ISBN978-4-7896-0740-7  C8793



今年の創作クリスマス絵本をご紹介します。

 主人公は、ひとりぼっちの小さな、みずぼらしいねこミャー。明日はクリスマスというのに、ミャーは寒くて震えていました。雪はどんどん降ってくるし、食べるものをくれる人もありません。大きなねこたちに追いかけられて、逃げ込んだ袋の中は・・・。

『ひとりぼっちのミャー』中ページ

教皇フランシスコは、折あるごとに、現代社会における人間の尊厳の侵害、差別、虐待の主な要因である貧困に苦しんでいる人びとに心を向けるように呼びかけておられます。

 『ひとりぼっちのミャー』は、教皇のこの思いに心をとめて、ひとりぼっちのおなかをすかせたミャーをとおして、小さいもの、弱いものともにあることを子どもたちに語りかけます。

『ひとりぼっちのミャー』中ページ

かわいい絵と文を書いてくださった たしろちさとさんは、あとがきでこう書いておられます。
   クリスマスという日は、みんなが幸せになる日。
   街の片隅の小さなものにも心を留める日であってほしいとおもます。


 子どもたちに、クリスマスの温かなメッセージがとどきますように祈ります。

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