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祈りのひととき

ロザリオの祈りとは……

 ロザリオの祈りとは、「アヴェ・マリアの祈り(天使祝詞)」を数えながら、福音書の中に記されているキリストの主な出来事を黙想していくお祈りです。

 玉で数えていくという形は、かなり古くからあったようです。ロザリオという言葉は、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語からきたものと言われていますが、ラテン語ではロザリウムといい、それは“バラの冠”という意味をもっています。珠をくりながら唱える祈りが、ちょうど“バラ”の花輪を編むようなかたちになるからです。

 ロザリオには、いろいろな形、数え方がありましたが、今のような形にまとめ、広めることに貢献したのは、ドミニコ会の創立者ドミニコ(1170~1221)です。ドミニコ会のロザリオが広く普及した理由の一つは「アヴェ・マリアの祈り」の祈りに黙想を加え合わせたことにあります。

 最初のころは、今のような15玄義ではなく、マリアの主な5つの喜びの黙想だけでした。しだいに、苦しみの玄義と栄えの玄義が加わることによって、ロザリオの祈りが、誕生からはじまって、受難、復活、昇天という救い主イエスの神秘の全生涯を包括する黙想の形をとり、それによって、マリアに対する愛と信心ということから、救い主としてのキリストに対する信仰を深めるための、素朴でだれでも近づきやすい方法の一つとして、愛されるお祈りとなりました。

 ロザリオの祈りが10月7日を祝日としている教会暦にさだめられるようになったのは、1571年10月、キリスト教徒が、ロザリオの祈りによってトルコ軍に勝利を得たという記念によります。教皇ピオ5世による教会暦の祝福としての制定が、さらにロザリオの祈りを全教会的なものに高めていくきっかけになりました。

 ロザリオの祈りはキリストの生涯を黙想しながら、聖母マリアの取り次ぎによって、私たちの救いと世界平和の恵みを求めるためにふさわしい祈りです。

 2002年10月16日、教皇ヨハネ・パウロ2世は、『使徒的書簡 おとめマリアのロザリオ』を発表し、それによって、伝統的信心業であるロザリオは、キリスト教的祈りの中でもっとも優れたものとして、現代における様々な危機の破壊的力と戦うため、その実践を強く勧められました。これに伴い、今まで15の神秘を黙想しながら唱えていたロザリオの祈りに「光の神秘」を加えられました。

ロザリオの祈りの唱え方

ロザリオ

 “ロザリオ”を使って祈ります。
15玄義は、喜びの玄義、苦しみの玄義、栄えの玄義の3環で、1環は5連からなっています。
1連ごとに、まず玄義をとなえ、次に「主の祈り」を1回、「アヴェ・マリアの祈り」を10回、栄唱を1回唱えます。

『主の祈り』(聖公会/ローマ・カトリック共通 )
     天におられるわたしたちの父よ、
     み名が聖とされますように。
     み国が来ますように。
     みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
     わたしたちの日ごとの糧(かて)を今日も お与えください。
     わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
     わたしたちを誘惑におちいらせず、
     悪からお救いください。

     (エキュメニカルな集いなどで、頌栄を続けて唱える場合)
     国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。

     アーメン


アヴェ・マリアの祈り
    アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
    主はあなたとともにおられます。
    あなたは女のうちで祝福され、
    ご胎内の御子イエスも祝福されています。
    神の母聖マリア、
    わたしたち罪びとのために、
    今も、死を迎える時も、お祈りください。
    アーメン。


天使祝詞
    めでたし、聖寵みち満てるマリア、
    主、御身とともにまします。
    御身は女の内にて祝せられ、ご胎内の御子イエスも祝せられたもう。
    天主の御母聖マリア、
    罪びとなるわれらのために、今も臨終のときも祈りたまえ。アーメン。


栄唱
    栄光は父と子と聖霊に。
    初めのように今もいつも世々に。アーメン。


伝統的な栄唱
    願わくは、父と子と聖霊とに栄えあらんことを。
    初めにありしごとく、今も、いつも、世々に至るまで、アーメン。

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