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シスターズリレー 2012


修道会名:聖母被昇天修道会(R・A)

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期 間:2012年12月23日~12月29日

わたしたちは、汚れなきマリアのクラレチアン宣教修道女会からバトンを引き継ぎ、東日本大震災からの復興を願って祈りの一週間を過ごしました。各修道院がそれぞれ一日を復興の祈りにあてて、過ごすことになりました。

東京修道院では、修道院の聖堂に作られた馬小屋の前に震災当時の写真を並べ、ご聖体顕示をして黙想しました。東日本大震災を歩むイエスの歩みの十字架の道行きを祈りながら、当時のことを思い出し、また復興への道を歩み続けておられる方々のために、共同体の全員がともに祈りをささげました。祈りの終わりには希望を託して『今ぞ勝利の・・♪』を歌いました。

高松修道院では、まず、朝のミサから始めました。シスターズリレーの意向に沿ったミサでした。奇しくもこの日は「聖ステファノ殉教者」の日でした。聖ステファノの取り次ぎを願って、今もなお苦しんでおられる方々、また亡くなられた方々のために祈りました。

聖母被昇天修道会



祭壇の前には「大震災、原発事故を忘れない」「祈り・つなぐ」の文字を書いた模造紙に写真を貼り、残された子どもたち、また復興に取り組んでおられる方々、避難生活を続けておられる方々、脱原発のために働く人々、被災された外国の方々のために祈りました。

その日の聖体礼拝に参加された近隣の信徒のひとりが、「わたしは昨日からいろいろなことがあって、落ち込んでいました。でも、今日の礼拝に参加し、祈っているうちに大きな力をいただきました。なお苦しんでおられる方々のため、また亡くなられた方々のためにささげました。」午後は、聖体礼拝をし、近所の方々も参加されました。その中のひとりの方は、次のように話されました。「昨日からいろいろあり、落ち込んでいました。でも、今日、礼拝に参加し、被災された方々のことをお祈りして、本当に力をいただきました。」と話してくれました。

聖母被昇天修道会



また、冬休みに幼稚園に来ていた子どもたちも、一緒に祈りに参加しました。「つなぐ」ということを説明しながら、子どもたちとともにロザリオの祈りをささげました。子どもたちにとっても震災について、復興について深く考え、祈る良い機会となりました。

箕面修道院では、28日を、祈りの日とし、その日の祈りの意向は大震災の復興のためとして、教会の祈りの共同祈願などにも合わせて祈りをささげました。
夕食後、「あの日を忘れない」という番組を見て、3・11を思い起こし、それから聖堂で特別な祈りの時間を過ごしました。

聖母被昇天修道会



被災された高校生の作文が朗読され、3月11日に思いを馳せた後、「Pray for Japan 」のコメントをいくつか聞き、ボランテイア近況についての話も聞きました。

聖母被昇天修道会



困難な生活を余儀なくされている方々のために祈ることと合わせて、この事実がわたしたちに求めること・・

希望を持って、前に進んでいくことの招きをも感じることができました。
わたしたちがミサのために通っている箕面教会では、毎日ミサの後に東日本大震災の祈りが唱えられますが、この祈りの時間でも、同じように唱えました。

西成修道院では、特別な一日として、その日のすべてを震災の復興のためにささげました。

リレー最終日は、管区集会の始まりの日でした。小さな管区ですが、全員が集まったこの日の祈りは、全員で東日本のためにささげることができました。

リレーを通して、わたしたちが一つになるという貴重な体験です。具体的なお手伝いはなかなかかなわないのが現実ですが、こうして祈ることによってのお手伝いならみんなでできるという素晴らしい一週間を過ごせました。祈りの思いを託しつつ次の修道会へとバトンタッチさせていただきました。

きっと、このリレーは、たくさんの実を結ぶことでしょう・・感謝とともに、報告させていただきました。







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