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私の薦めるこの一冊

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神父と野の花

『神父と野の花』表紙

  • 画:ゲオルグ・シュトルム
  • 文・編集:國香よう子
  • 定価:本体1,905円+税
  • A4版 並製  106ページ
  • 発行:久慈印刷

20年以上にわたって二戸に住み、木を植え続けたカトリック司祭がいました。岩手のフランシスコと言われたゲオルグ・シュトルム神父です。

シュトルム神父は、スイスに生まれ、宣教師として1959年に二戸に移住しました。緑豊かな村で育った彼は、伐採によって緑が失われた山に心を痛め、一人で50種2千本以上の木を植え続けながら、自然との共存を訴えました。

自然を深く愛したシュトルム神父は、2004年7月、89歳で亡くなるまで多くの植物のスケッチを残しました。そのスケッチが『神父と野の花』という本になりました。

スケッチは細い線まで細かく描かれ、花や葉の属性や特徴が日本語で詳しく記されていて、シュトルム神父の、自然と植物に対する深い知識と絵の才能がよくわかります。

自然にやさしい生活が叫ばれる今日、茅葺(かやぶ)き屋根を愛し、身をもって自然と共存して生きたシュトルム神父を知っていただきたい一冊です。



茅葺きの詩情

『茅葺きの詩情』表紙

  • 画:ゲオルグ・シュトルム
  • 文:國香よう子
  •  
  • 定価:本体1,905円+税
  • A4版 並製  98ページ
  • 発行:久慈印刷

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