home>シスターのお薦め>私の薦めるこの一冊> 心の深海の景色~大乗起信論とアヴィラの聖テレサ~
私の薦めるこの一冊
心の深海の景色~大乗起信論とアヴィラの聖テレサ~
- 著者:藤原直達
- 定価:本体1,500円+税
- A5判 並製 168ページ
- ISBN978-4-902211-44-3 C3016
- 発行:教友社
仏教のことにも、キリスト教のことにも詳しくないという方が、この本のタイトルをご覧になっても、その関連性も何も見えてこないことでしょう。
本書は、著者である1人のカトリック司祭が、自分の心の旅を通して、内観を知り、それによって歩んできた道を紹介しています。
本書は『起信論』的枠組みで、アヴィラの聖テレサの『霊魂の城』を読み直す試みをした著者の研究書でもあります。
同時に、それはまた、著者が現在、多くの方々の霊的指導をするという経験を通して、著者自身の内観による指導によって、はじめて自分の真の心の奥底にまで至るという体験したと、感謝する人々がいることから、著したものでもあります。
著者は、大阪教区の司祭ですが、現在、「心のいほり 内観瞑想センター」所長として、カトリック信者だけでなく、幅広く多くの人々に内観の指導にあたっておられることで、知られている司祭です。
難解なようですが、足の裏の曼荼羅の図表が随所に挿入されており、読者の内容理解を助けています。