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大学の智と共育~カトリック大学の未来を探る~

『大学の智と共育』表紙

  • 編者:宮本久雄、山岡三治、山内宏太朗、村上陽一郎、渡辺文夫
  • 監修:「大学の智と共育」研究会
  • 定価:本体3,200円+税
  • A5判 並製  318ページ
  • ISBN978-4-902211-68-9  C3016
  • 発行:教友社


本書は、「大学の智と共育」研究会に属しているメンバーたちが、日本の社会の中で、カトリック大学はどうあるべきか、大学はどうあるべきかを研究し、講演したものをまとめたものです。

 「大学の智と共育」研究会には、主に、上智大学、白百合女子大学、仙台白百合女子大学、清泉女子大学などの教員がメンバーとなって、現代日本の社会の中で取りざたされている種々の教育問題、大学の置かれている危機的状況などを踏まえつつ、本来、大学がどうあるべきなのかという本質論、建学の精神などについて、各分野の専門の立場から論じられています。

 第1章は、「東・西の大学の歴史と根源」。
 プラトンが創った「アカデメイア」について、次いで、キリスト教神学が誕生しスコラ哲学・神学へと発展していった歴史的流れが述べられています。
 その他、日本、中国、発展途上国における大学について述べられています。

 第2章は、「大学における教育理念と諸学知」、第3章は、「美と感性の涵養の場・大学」について、取り上げられています。

 専門書の分類に入りますが、教育に携わっておられる方々、特にカトリック、キリスト教教育関係者には必読の書と言えるでしょう。文章もわかりやすく、興味深いものです。

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