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私の薦めるこの一冊
教会法で知るカトリック・ライフ Q&A40
- 著者:菅原 裕二
- 定価:本体700円+税
- 新書判 並製 205ページ
- ISBN978-4-88626-575-3 C0216
- 発行:ドン・ボスコ社
著者はイエズス会司祭で、現在、ローマにある教皇庁立グレゴリアン大学法学部長という重責を担い、世界中から教会法を学ぶために留学してくる司祭に、教会法を教えている著名な司祭です。
その司祭が、「カトリック生活」誌に、本書と同じタイトルで連載をなさり、多くの人の注目を浴びていました。
連載中から早く1冊にまとまればいい、という声が上がっていましたが、このたび、新書判というハンディな形で出版されたことは、うれしいことです。
Q&Aという形式で、40の質問に答える形をとっています。
『カトリック教会法典』は、大変分厚く、手にとって目を通しても、非常に難しいのですが、それをこのように、信徒にもわかりやすく紹介してくださるのは大変ありがたいことです。
第1部は「教会の生活」で、教会の組織や小教区、修道生活、教会の出版物などについて取り扱っています。
ですから、教皇選挙のことや、司祭の義務は何かなどのことについて、教会法はどんなことを定めているのかを知るために、この第1部をご覧になるとよくわかります。
第2部は「秘跡」で、ミサ、ゆるしの秘跡、叙階、結婚などについて取り扱っています。
どの項目も、まず質問と答えが1ページに大きな文字で書かれています。次いでさらに詳しい説明が約2ページ、そして、最後に「一口メモ」がついています。
本書は、洗礼を受けた私たちが、1度は目を通しておきたい書物です。