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イエス・キリスト、父のいつくしみのみ顔~いつくしみの特別聖年公布の大勅書~

『イエス・キリスト、父のいつくしみのみ顔』表紙


  • 著者:ブライアン・コロディエチュック神父M.C.
  • 定価:本体150円+税
  • A5判 並製  40ページ
  • ISBN978-4-88626-580-7  C0016
  • ドン・ボスコ社

小冊子は、今年の12月8日、無原罪の聖マリアの祭日から、2016年11月20日、王であるキリストの祭日までの約1年間を教皇フランシスコが「いつくしみの特別聖年」と定めることを公に発表された大勅書です。

 大勅書というと、堅苦しい文書を想像なさるかもしれませんが、教皇フランシスコの話されるやさしい言葉は、“Laudate”でも、カトリック関係の出版物でも、教会の神父様のお説教の中にも紹介されていますので、お聞きになったり、お読みになったりなさっていることと思います。この小冊子を読んでおられると、同じようにやさしく語りかけられてくださる教皇様の姿をお感じになることでしょう。

 まず、教皇様は「イエス・キリストは、御父のいつくしみのみ顔です。キリスト者の信仰の神秘は、ひと言でいえばこの表現に尽きる気がします」とおっしゃっています。この特別聖年を生きることによって、私たちが真剣に、神にまなざしを注ぎ、神のいつくしみをその言葉と行い、全人格で明らかに示されたイエス・キリストを生き、神のいつくしみのあかしを力強く、表していってほしいと願っておられることがひしひしと伝わってきます。

 教皇様が、大聖年の開幕を12月8日に定められたのは、第2バチカン公会議の閉幕50周年に当たる日だからです。第2バチカン公会議によって、教会は新しい歴史の段階に入りました。それは、福音宣教の新しい段階です。この福音宣教を神のいつくしみを示すことによって、あわれみと愛の心ですべての人に奉仕することによって、この務めを果たす大切さを公会議出席の教父たちは、聖霊が教えてくださったと感じてきました。

 この小冊子を、読むことにより、まるで祈り、黙想、観想に導かれているように感じます。この大聖年の間に、教皇様が計画なさっている聖年の扉を開けること、巡礼、「主にささげる24時間」、「いつくしみの宣教者」の派遣、などなどが豊かに書かれています。しかし、何よりも、この小冊子は、神のいつくしみの深い黙想書と感じる方も多いことでしょう。

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