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教会カレンダー

聖マルタ、聖マリア、聖ラザロ

第1朗読 ヨハネの手紙一 4章7~16節

福音朗読 ヨハネによる福音書 11章19~27節、または、ルカによる福音書 10章38~42節

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 イエスの時代に、エルサレムの近くのベタニアに、兄弟であるマリアとラザロとともに住んでいた。彼女は、敬虔な生活を送っていた。聖書に「イエスはマルタとマリアと、ラザロを愛していた」(ヨハネ11.5)とあり、ラザロが死んだとき、マルタはイエスのもとに使いを送って、イエスへの信仰と信頼を表し、ラザロを生き返らせてもらった。その後もマルタはマリアとともにイエスに従った。

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第1朗読 ヨハネの手紙一 4章7~16節

 愛する者たち、互いに愛し合いましょう。 愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。 愛することのない者は神を知りません。 神は愛だからです。 神は、独り子を世にお遣わしになりました。 その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。 ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、 わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。 愛する者たち、 神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、 わたしたちも互いに愛し合うべきです。 いまだかつて神を見た者はいません。 わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、 神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。
 神はわたしたちに、御自分の霊を分け与えてくださいました。 このことから、わたしたちが神の内にとどまり、神もわたしたちの内にとどまってくださることが分かります。 わたしたちはまた、御父が御子を世の救い主として遣わされたことを見、 またそのことを証ししています。 イエスが神の子であることを公に言い表す人はだれでも、 神がその人の内にとどまってくださり、その人も神の内にとどまります。 わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。
 神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、 神もその人の内にとどまってくださいます。

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ヨハネによる福音書 11章19~27節

 (そのとき、)マルタとマリアのところには、多くのユダヤ人が、兄弟ラザロのことで慰めに来ていた。 マルタは、イエスが来られたと聞いて、迎えに行ったが、マリアは家の中に座っていた。 マルタはイエスに言った。 「主よ、もしここにいてくださいましたら、わたしの兄弟は死ななかったでしょうに。 しかし、あなたが神にお願いになることは何でも神はかなえてくださると、 わたしは今でも承知しています。」 イエスが、「あなたの兄弟は復活する」と言われると、 マルタは、「終わりの日の復活の時に復活することは存じております」と言った。 イエスは言われた。 「わたしは復活であり、命である。 わたしを信じる者は、死んでも生きる。 生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。 このことを信じるか。」 マルタは言った。 「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、 メシアであるとわたしは信じております。」

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または、ルカによる福音書 10章38~42節

一行が歩いて行くうち、イエスはある村にお入りになった。 すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。 彼女にはマリアという姉妹がいた。 マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。 マルタは、いろいろのもてなしのためせわしく立ち働いていたが、そばに近寄って言った。「主よ、わたしの姉妹はわたしだけにもてなしをさせていますが、 何ともお思いになりませんか。 手伝ってくれるようにおっしゃってください。」 主はお答えになった。 「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。 しかし、必要なことはただ一つだけである。 マリアは良い方を選んだ。 それを取り上げてはならない。」r

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