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聖人カレンダー

4月16日 聖マチルダ皇后

890年ごろ-968年

 ザクセンの貴族の娘マチルダは、修道院で教育を受け、信仰深く育てられた。909年にドイツ王ハインリッヒ1世と結婚した。6人の子どもに恵まれたが、王の死後4人の息子たちの王位継承争いに心を痛めた。

 彼女は、次男のハインリッヒが長男のオットーよりもふさわしいと思ったが、オットーが選出された。マチルダは、ハインリッヒがババリアの王になるように力を尽くして、オットーとの間の平和を保たせた。また、二人の息子オットーとハインリッヒは、貧しい人々のために尽くすマチルダを非難したが、オットーは妻のエディトの忠告でマチルダに謝罪したといわれている。

 彼女は、クヴェドリンブルク女子修道院、ノルトハウゼン修道院などを建設し、貧しい人々への援助を熱心に続け、人々から親しまれた。そして自らもノルトハウゼン修道院に入って余生を送り、自分の財産をすべて貧しい人々に施した。










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