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第80回 堅信の効果

3 堅信の効果

堅信式の「しるし」で大切にされているものは「塗油」と「霊印」です。これは、堅信の秘跡の効果が、聖霊の注ぎにあることをよく示すものです。

堅信は、洗礼の秘跡を完成する秘跡です。ですから、洗礼の恵みを増大させ、深めてくれるものです。具体的には、主に、以下のような恵みを挙げることができます。

- 私たちの神の子としての身分を強め、深めてくれます。そのために、私たちは、キリス トのように、キリストと共に、父なる神を「アッバ、父よ」と呼ぶことができるのです。
- 私たちを、いっそう強くキリストと結びつけてくれます。
- 聖霊のさまざまなたまものを、増やしてくれます。
- 教会との結びつきを、よりしっかりしたもの、より完全なものにしてくれます。
- 聖霊の特別な恵みによって、キリストの真の証し人として、言葉と行いによっ て、キリストをのべ伝える力を与えてくれます。

堅信の秘跡は、この秘跡を受ける信者の魂に「消えない霊的なしるし」である「霊印」を刻印します。ですから、洗礼の秘跡と同様、生涯で1回しか受けることができません。「霊印」は、洗礼の時に受けた「共通祭司職」を完成させ、キリストへの信仰を公に宣言する権利を任務として受けるのです。


4 だれがこの秘跡を受けることができるか

洗礼と堅信と聖体の秘跡は、入信の秘跡と言われるもので、一連のものだということは、以前にお話しいたしました。ですから、洗礼を受け、堅信の秘跡を受けていないすべての人が、堅信の秘跡を受けることができます。また、受けなければならないものです。

堅信の秘跡は、「キリスト者としての成熟の秘跡」と呼ばれることもあります。しかし、ここでいう成熟とは、年齢による成熟を指しているのではありません。それは、肉体の年齢は魂の成長とは関係がないからです。

堅信の秘跡を受けるために、よく準備をすることが勧められています。この準備のためには、教会への所属意識を培う必要があります。ここでいう教会とは、普遍教会とおのおのが所属している小教区教会を指しています。教会の側には、堅信の秘跡を受ける人々の準備をする責任があります。

堅信の秘跡だけを受ける人は、堅信を受ける前に、ゆるしの秘跡を受け、清められて、成聖の恩恵の状態にいなければなりません。そして、聖霊の恵みを素直に受けるよう、熱心な祈りによって準備する必要があります。

堅信式においては、洗礼の時と同様に、代父、代母が必要です。洗礼の時の代父母と同じ方が望ましいとされています。それは、2つの秘跡の一体性を示すためです。


5 堅信の秘跡の役務者

堅信を授けるのは、通常、司教です。必要な場合には、司教は司祭に、堅信の秘跡を授ける権利を与えることができます。司教は使徒たちの後継者です。堅信の秘跡を司教が行うことによって、堅信を受ける信者を、使徒的起源を持つ教会と、キリストを証しする教会とに、いっそう緊密に結びつける効果をもつものです。

死の危険に瀕した信者は、だれでも、司教ではなく、どの司祭からでも堅信の秘跡を受けることができます。教会は、その信者がたとえ幼児であっても、聖霊の恵みを受けずに、この世を去ることを望んでいないのです。

※後ろに、「要約」がつけられています。よくまとめられているものですから、ぜひ、ご覧ください。

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