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復活祭(イースター)

復活ローソク

イースターは、イエス・キリストの復活を記念する復活祭のことです。
 そして、教会で最も古い祝日です。

イースター(Easter)という言葉の由来は、アングロ・サクソン民族の、厳しい冬が終わり、あたたかな光の中、いのちが芽生える春を祝う「春の祭り」です。

この祭り、あるいは春の女神の名前は、OSTARAとか、OSTERA、EOSTOREと呼ばれていました。ドイツ語でOsternとなって、英語ではイースター(Easter)となりました。

キリストの復活祭が、春に祝われることから“イースター”と呼ばれるようになりました。

フランス語のパーク、イタリアやスペイン、スウェーデンなどで使われるギリシャ語のパスカは、ユダヤのペサハからきています。これは、「過ぎ越し」の、ギリシャ・ラテン語化されたものです。また、ラテン語のパスカ(Pascha)の語源は、ヘブライ語の一種でイエスが使われたといわれるアラム語の “Pesach”です。

 カトリック教会では、復活前日の土曜日の日没以後に、復活徹夜祭が行われます。祝福された大きな復活のローソクに火を灯すことからはじまります。  そして、復活を祝う期間は、聖霊降臨の主日まで、50日間続きます。

キリスト教の最大の祭りは、クリスマスではなくこの復活祭なのです。

イースター(復活節)はいつ祝われるか? 

イースターは、クリスマスのように毎年同じ日ではありません。
 イースターは、春分の次の満月のすぐ後の日曜日と定められています。3月22日~4月25日の期間を移動する、移動祝祭日です。

このように決められたのは、325年のニケア公会議においてです。それより以前は、ユダヤ教の、過ぎ越しの祭りとともに祝われてきました。イエスが最後の晩餐(ばんさん)を行ったのが、過ぎ越しの祭りのときであったことからこのときに祝われてきたと思われます。

西方教会は、グレゴリオ暦を使っていますが、非西方教会(たとえば、ギリシャ、ロシア教会など)では、ユリウス暦を用いていますので、カトリック教会とは違った日に復活祭を祝います。


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