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安息日

ヘブライ語で「休む」ことを表す「シャバット」の訳語です。

休息と喜びの日として守るように定められた日で、金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日です。

安息日の規定は、神が天地創造をされ、すべてを完成なさった後、第7日に安息されたことに由来し、定められました(創世記 20.8-11)。

申命記には、出エジプトの出来事と結びつけられて、安息日を守るようにと言われています(申命記 5.14-15)。

安息日には、働くことが禁止されていましたが、それだけではなく、時代を経るにしたがって、数々の細かい規定が付け加えられていきました。

イエスの時代、安息日を神が定められたときの精神を忘れ、ただ安息日の規則があるので守らなければならないという形式的な安息日の守り方を、イエスは批判なさいました。

「安息日は人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。だから、人の子は安息日の主でもある」(マルコ 2.27-28)。

キリストを信じる教会は、安息日ではなく、キリストが復活なさった「主の日」を大切にし、日曜日を「主日」として、ミサや礼拝を行っています。


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