キリスト教マメ知識
世界青年の日
「世界青年の日」は、1984年、贖いの聖年の閉幕ミサで教皇ヨハネ・パウロ2世が、世界の青年たちに、翌85年の受難の主日にローマに集まるようにと呼びかけたことにはじまります。
1985年は、国連によって「世界青年の年」と宣言されていました。この日、教皇ヨハネ・パウロ2世は、全世界の青年たちにメッセージを送り、1986年から「世界青年の日」を受難の主日に祝うようにと定められました。
1985年の世界青年の日、世界の約60カ国、30万の青年が、教皇の呼びかけに応えてローマに集まりました。
教皇は、「世界青年の日」の起こりをこう語っています。「この世界青年の日をはじめたのは青年たちです。わたしは彼らの切なる願いに一つの形を与えたにすぎません」と。
教皇フランシスコは、2020年に各方面からの要望にこたえ、翌年から「王であるキリスト」の祭日に変更することを発表されました。
2023年 リスボン(ポルトガル)
2019年 パナマ(パナマ共和国)
2016年 ポーランド(クラクフ)
2013年 リオデジャネイロ (ブラジル)
2011年 スペイン (マドリード)
2008年 シドニー (オーストラリア)
2005年 ケルン(ドイツ)
2002年 トロント (カナダ)
2000年 ローマ (イタリア)
1997年 パリ(フランス)
1995年 マニラ(フィリピン)
1993年 デンバー(アメリカ)
1991年 チェストコバ(ポーランド)
1989年 サンティアゴ・デ・コンポステラ (スペイン)
1987年 ブエノスアイレス(アルゼンチン)
1985年 ローマ (イタリア)
教皇は毎年この日に、世界の青年たちに向けて「教皇メッセージ」を送っています。
2024年 第39回「世界青年の日」メッセージ:
「主に望みをおく人は、歩いても疲れない」(イザヤ40・31参照)