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なまいきチョルベンと水夫さん

2014年 7月

なまいきチョルベンと水夫さん

  • 監督:オーレ・ヘルボム
  • 脚本・原作:アストリッド・リンドグレーン
  • 音楽:ステン・ノルレーン、エディー・アクスベリィ
  • 出演:マリア・ヨハンソン、クリスティーナ・イェムトマルク、
        ステファン・リンドホルム、ルイーズ・エドリンド、
        トシュテン・ヴォルンド
  • 配給:クレストインターナショナル

1964年 スウェーデン映画 1時間32分


夏休みにふさわしい、子ども向けの楽しい作品です。悩める大人たちの複雑な心情を横目に、活発な子どもたちは、自然がたくさんある海辺で、自由な発想で遊びます。スウェーデンののどかなウミガラス島の、スキップしたくなるような楽しい夏休みの日々、地域の人々の中でのびのびと過ごす子どもたちを描きます。


物語


スウェーデンの避暑地、ウミガラス島に、お転婆なチョルベン(マリア・ヨハンソン)さんが住んでいます。チョルベンさんは、大きな犬の「水夫さん」といつも一緒。夏になると、おじいちゃんの家にやってくるスティーナ(クリスティーナ・イェムトマルク)や、サマーハウスに家族でやってくるベッレ(ステファン・リンドホルム)と遊んでいます。

なまいきチョルベンと水夫さん
(C) 1964 AB SVENSK FILMNIDUSTRI ALL RIGHTS RESERVED


道端で見つけたカエルは魔法にかけられた王子さまで、キスで元の姿にしようとしていたチョルベンとスティーナは、 ヨットに乗って島にやってきたペーテル(トシュテン・ヴォルンド)をカエルの王子さまだと思い込みます。二人はペーテルを、ベッレの姉のマリーン(ルイーズ・エドリンド)に紹介します。

ある日、漁師のおじさんが、網にかかった赤ちゃんあざらしをもってきました。そのあざらしをもらったチョルベンさんは大喜び。モーゼと名付け、あざらしの世話で一生懸命になります。犬の水夫さんは、ちょっとさびしそう。そこへ、ペーテルが再びやってきます。実は、ペーテルは、動物研究所の職員でした。

なまいきチョルベンと水夫さん
(C) 1964 AB SVENSK FILMNIDUSTRI ALL RIGHTS RESERVED



 

原作は、「長くつ下のピッピ」シリーズや、ロッタちゃんシリーズ、やかまし村シリーズなどたくさんの作品を書いたスウェーデン作家アストリッド・リンドグレーンの『わたしたちの島で』です。アストリッドの作品は日本でもたくさんの本が翻訳され、今も子どもたちに読まれています。1964年の作品です。子どもたちの周囲の大人たちと、地域の人々に見守られて生きる子どもたちの、のどかな生活と豊かな心を感じます。


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