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マルコで祈る

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バラ



何ももたず

マルコ6.8


イエスが人間の敵と戦い、
うち滅ぼしてしまうために必要とするのは、
ただ一つのこと、
それは、つまり何ももたないということなのである。
イエスは十字架上で裸にされ、
こうして世を救った。
そしてわたしたちをあらゆるもので豊かにし、
ついに自分自身を与えたのである。

福音を告げ知らせる人が、
貧しい人たちの「ために」とか、
貧しい人たちと「ともに」生きるのはかならずしも義務ではない・・・
たまたま貧しい人々を豊かにできればそれにこしたことはないだろうが。
ただ「貧しくある」ことだけが、
主に従うときの義務なのである。
そうでなければ十字架の権能に参与するのではなく、
自分が使う手段に頼っているにすぎない。


『思い起こし、物語れ』上 より


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