マルコで祈る
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「エッファタ」と言われた。これは、「開け」という意味である。
マルコ7.34
主に抵抗するものがあり、
それをうち破らなければならない。
無よりもさらにたちが悪い。
それは何かと言えば、
わたしたちのかたくなな石の心であり、
主に戸を閉ざして何もとおさない。
恐怖と不信に閉ざされている。
わたしたちが激しく抵抗するとしても、
主の力はさらに強い。
「わたしは地上から上げられるとき、
すべての人を自分のもとへ引き寄せよう」(ヨハネ12.32)。
イエスのおこないは、
秘跡のうちに続くが、
どちらでも、
身ぶりに効果ある言葉が伴う。
言葉がわたしたちの心を開き、
主の光が照らせるようにする。
たとえ主を知らないとしても、
主が近づいてくるのを直観して恐れるとしても
(悪霊を追い出す物語を思い出してほしい)、
心の底にあるほんとうの願いは主以外のものではない。
人は、
主に向かうようにと造られているからである。
『思い起こし、物語れ』上 より