マルコで祈る
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人々は食べて満腹した
マルコ8.8
荒れ野にいるイスラエルの民について、
詩編78の29節はこう歌っている。
「彼らは食べて飽き足りた。
神は彼らの欲望を満たしてくださった。」
このパンは生命をもたらし、
満腹させる。
他のパンとは違う。
他のパンは食べても死ぬ。
だから満腹させることができない。
「他方、
あなたは天使の食物で民を養われ、
神が用意された天のパンを、
民は苦労することなく手に入れた。
それはこのうえなく美味で、
だれの口にも合った。
この食べ物は、
子らへのあなたの優しさを表し、
それを食べる人の好みに応じて、
望みの味に変わった」(知恵16・20~21)。
ですから、
主よ、
このパンに加えて、
よい味わいと大きなあこがれをも与えてください。
わたしたちが「幽霊」と取り違えるパンではなく、
わたしたちをあなたに似たものへと変えるパンを。
子犬であるわたしたちのためにも、
わたしたちをあなたの子たちとするパンとなってください。
『思い起こし、物語れ』上 より